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幸せな一瞬を残すための写真

幸せな一瞬を残すための写真

2018年2月22日

料理写真

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[今道]
レッスンでは最初は分かりやすく花を明るくふんわり撮りましょうというスタイルだったんですがそれだけだと変化がないと感じて、最近は料理の写真も撮ってます。

[黒田]
そうですか。花と料理なら結構ライティングも近いですしね。実は最初に今道さんの撮られた花の写真を見て料理っぽいなと思っていました。花もただふんわり明るく撮るだけではなく、少し影も入れていたり、わりと明暗が気持ちいい仕上がりが多い印象です。それは明るいのも暗いのも両方出来ているのが大きいのかなと思いますね。

[今道]
そうですね。ヨーロッパのファインアートをすごくよく見ていたので、それが影響したのかもしれません。

[黒田]
ロンドンは分かりませんが、ヨーロッパ、フランスとかのアートシーンは暗さも併せ持つというか、明暗表裏一体みたいなところを表現している印象があって、今道さんの写真はまさにそれに近い感じがします。

[今道]
いわゆるダークシックと呼んでいるのですが、全部ファインアートのヨーロッパ絵画をイメージした感じですね。

[黒田]
そうですね。ヨーロッパのフルーツを描いた絵も、影を大事にした感じがありますね。料理は今でも結構シンプルで、ちょっとダークな木目調の下にカットしたオレンジとナイフとかがあるような写真は、多分ヨーロッパ発で、アメリカとかのフードフォトでも時々見ますが、イメージとしてヨーロッパー風と言われても違和感ないです。

[今道]
私は海外が長かったので、最初に花の写真をやりたいと思ったベースになってるビジュアルというのが外国の雑誌で、今でも殆ど日本の写真はベースにしていないですね。

[黒田]
そうですか。それでもすごく納得ですね。日本の良いところもあるんですが、単純に写真の良さが海外っぽいなと思いますね。自分も絵的なところは海外志向ですし。

[今道]
私は写真というのは、光で描いた絵だと思っているので、自分好みの色とか立体感を出すのに、絵の具とか筆の代わりにカメラを使っているという感じですね。
だいたいは自然光で全部撮るんですけど、料理は夜作る事が多いですよね。だから夜でも綺麗な写真が撮れるようになりたいという生徒さんはすごく多いので、自然光で1年間撮るリビングフォト・ベイシック、リビングフォト・インターミディエイト(中級クラス)が終わった後、今度は料理の写真を撮るためのライティングの半年コースをやっているんです。

[黒田]
そうなんですね!それは、最近始められたんですか?

[今道]
2013年から始めましたので、今年で5年目になります。

[黒田]
じゃあ、結構料理のプログラムも長いですね。

[今道]
そうですね。そこも全部私がスタイリングやコーディネートをして、料理をして、ライティングをして、みんなで撮るという感じです。

[黒田]
いたれりつくせりすぎる!それは例えば、最終的に通い終えて、自分で撮れるよになった時に必要なものはカメラ以外にライトといった機材も準備しないといけない感じですよね?

[今道]
はい、そうなんです。みんな自然光で勉強していた人たちは、夜も撮れるようになりたいと憧れるんですが、自然光ってレースのカーテンとレフ板があれば大丈夫だったんですよ(笑)
それが、夜にライティングで撮るとなると何だかんだと出さなきゃいけない。スタンド立てて、トレーシングペーパーを使ってやるわけですよ。そしたら、みんな、「はぁー確かに綺麗に撮れるけど…ちょっと大変…」って言うので、それで5回のコースの中で、ライティングのセットを松竹梅に分けてたんです。詳しい内容は専門的な話になってしまうので省きますが、最終的に夜の食事を家族に少しだけ協力してもらって、1分でとび切り美味しそうに撮るライティングというのを目標にしようと試みています。
私自身がお手本になろうとしげみの「BAN GOHAN」というシリーズを撮っています。

「BAN GOHAN」シリーズ

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[黒田]
確かに確かに、ライティングするとなると場所もとりますしわざわざセットして…ってなると大変ですもんね。ましてや普通のご家庭ならなおさら(笑)

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