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幸せな一瞬を残すための写真

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2018年2月22日

日本でゼロからスタート

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[黒田]
ロンドンでされていたフラワーアレンジメントの教室は、日本に戻られて来てからはどうされたんですか?ロンドンにいた生徒の方々は当然日本には居ないわけですよね?

[今道]
そう、居ないので出来ないです。だから日本に戻ってもう大失業ですよ。またゼロからスタートですね。
でも日本でまだ本場のフラワーアレンジメントを学んできた先生はそんなに居な
かったので、うちでフラワーアレンジメントの教室をやったら全国から飛行機で習いに来て頂けました(笑)

[黒田]
大失業は一瞬でしたね。(笑)

[今道]
はい(笑)その生徒の方々が来て下さるきっかけになったのは、うちの教室が雑誌の取材を受けて女性誌に載ったりとか、テレビの取材があった事が大きかったですね。
あとは、青山にあるいわゆる富裕層と言われるような人たちが通うAMY’S(エミーズ)という料理教室の先生が、料理以外にお花の教室をやりたいという事で、「ロンドンに様子を見に行きたい」と言われて、私が「ロンドンの様子でしたら私に聞いて下されば何でも知っています」と言ったら、「とりあえず一回やってみてくれますか」と言われてやってみたらすごい人気になってしまって、そこで10年間フラワーアレンジメントを教えていましたね。

[黒田]
そうなんですか。それじゃあ縁も重なって、戻って来てすぐに同じ形態でのフラワーアレンジメントの教室を始められたんですね。

[今道]
そうですね。3ヵ月くらいは何もしていない時期はありましたが(笑)当時は昭和30~40年頃に建った、すごく古い社宅に住んでいたんですが、そんなところでも来て下さる生徒さんがいました。

[黒田]
いやいや、準備期間でそれ位はかかりますよ。むしろ3ヶ月で早いくらいです(笑)
ご自宅に来られる生徒さんというのはご近所さんとかですか?

[今道]
AMY’S(エミーズ)で初めたフラワーアレンジメントの教室ではなく、先生個人のお宅で習いたいと言って下さる方々でした。当時はSNSはないので、口コミで入る人もいれば、やめる人もいて、当時の生徒数はだいたい30人くらいの感じでした。もっと増やしたいと思っても、なかなか難しい時代でしたね。

[黒田]
でもあまり増えても、限度がありますからね。

[今道]
そうなんです。子育てしながらなので、丁度いい感じですね。それから次男が生まれたので、社宅から今住んでいる家に引っ越して、22年やっているという事です。

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