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きっかけは、ただ知りたいという探究心だった

きっかけは、ただ知りたいという探究心だった

2018年3月29日

個展で影響された言葉

[Kyon.J(きょんきょん)]
かなり自分にとって良い影響だったな、と思うのが個展だったと思うんだ。個展になると、360度全部自分の写真に囲まれて、一つの世界観がはっきり分かるような空間に居られる。そんな中で15分ずっと私の写真を見ていて、泣いている女性がいたの。「どういう苦労してここに登ったか考えて感動した」という理由で。それはとても新鮮なことだったな。
そういった生の声がいっぱい聞けたのと、「中国のイメージが変わった」と言われたのが一番印象に残ったコメントで、「中国には失礼なんだけど、自分は日本人として育てられて、中国はやっぱり汚いイメージがあったんだよね。それがあなたの写真を見たら、こんな綺麗な所があるんだって驚いた。人生5,60年生きてきたけど、あなたの写真を見て初めて中国に旅行へ行こうかなって思い始めた。」というもの。写真ってそこまで考え方を変えられるんだ、と思って今まで写真を撮ってきて本当に良かったなって感じた事の一つでもある。ポジティブな意見をもらった時はやって良かったなあって心から思ったね。

[黒田]
自分のやり方を肯定してもらったという感じかな。それは嬉しいことだ~確かに、そういう人にとってきょんきょんの撮る中国は意外だと思う。

[Kyon.J(きょんきょん)]
中国って都心部だとルールとかを守らない人も多いし、汚いところも勿論あるけど、自分が行ったところは全部田舎だから元々の風景がそのままある所で、そういう綺麗な場所はいっぱいある。少しでも中国の良さを伝えられた事になったのがすごい嬉しかったな。
自分も中国人なんだけど今まで日本に居たからあんまり中国の人から意見を貰う事が無かった中で、初めて中国の人から誇りに思ってるとか、中国の綺麗な風景を世の中に発信してくれてありがとうみたいなコメントを貰ってちょっと感動して、これもやって良かったなあって更に考え方が変わるきっかけになったかなと。

[黒田]
いきなり目線が世界になるというか。写真を自分のためだけに撮ってると、一点しか見れなくなりがちだけど、そこに別の視点が入ってくるとそれはそれで力になるというか、実際なってるわけだろうし、確かにそれは良い、背中を押されているような経験になってるかもしれないね。

[Kyon.J(きょんきょん)]
個展は本当にすごい良かった。

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