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写真は愛【写真と生きる】

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2019年3月28日

日本広告写真家協会(APA)とは

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[黒田]
副会長になったのはいつぐらいなんですか。もう結構長いですよね。

[高井]
7年ぐらい前じゃないかな。それまで理事をやったことはあったんだよ。おそらく40歳ぐらいの時だから今から20年ぐらい前でだね。財務か何かをやっていて、あまりに外部からの突き上げが多くて吊るし上げを食らってしまった。

[黒田]
それはコメントしづらいですね(笑) そもそもヒーコの読者にはAPAの事をよくしらない人が多いんですけど、高井さんとお知り合いの方はいると思います。世代もけっこう離れていると思いますが、広告写真業界以外の人たちとも交流が多いですよね。

[高井]
そうだね。仲の良い写真家友達はそういう子が特に多いよ。

[黒田]
それは何か考えがあってそうしているんですか?

[高井]
写真が面白ければ呼んだり、こっちから声をかけたりしてる。学生の子も多いよ。

[黒田]
面白そうだと思ったらAPAのセミナーに来た人や、若手の人と結構知り合っていますよね。そういう意味で言うとベテランなのに壁がないと思います。

[高井]
すぐナンパするんだよ(笑)

[黒田]
すぐナンパして連れてくるんですね(笑)

若手の人たちを見つけては交流してますもんね。そのコミュニケーション能力見習いたいですよ。

[高井]
そうだね。

APAの出発点も近い始まりだった。さっきのAPAの話に戻るんだけど、APAに入ってしばらくして、あまりにもAPAの人が写真が下手だったので、これはなんとかしないと駄目だなと思い立って若手の30代に声をかけ
てだいたい残ったのが20人ぐらいなんだよ。

ようするに全部ナンパなんだから(笑)

[黒田]
なるほど(笑)

100人くらいに声をかけて20人ぐらいが残ったということですね。

[高井]
そうそう。APAの初期の頃のコメントがそこの本に書いてあるよね。

[黒田]
本当だ。名前が書いてありますね。スタジオエビス。中村成一 さんとか。

[高井]
せいちゃんはその頃20代だったね。

[黒田]
今はAPA会員ですよね。

[高井]
うん。

もともと資生堂にいた人なんだよ。

[黒田]
そうですよね。

[高井]
当時のだいたいメイン層が35歳ぐらいで、それより若いのが成一さんだった。まだ就職して間もない頃だね。

[黒田]
いまの自分と同い年ですね〜。すごい。

[高井]
日本はカメラメーカーはしっかりしているんだけどカメラマンがいないよね。自分たちの中から誰か出さないといけないよね。世界にまたをかけなきゃいけないよね。と、いうところがAPAの出発点。

[黒田]
それは今でも言われていますけどね。

[高井]
それからもう30年ぐらい経っているけどな。

[黒田]
何も変わってないですね。今の僕と変わらないです。

[高井]
あまり変わらないよね。

[黒田]
はい。30年前ですか?

[高井]
平成元年なので30年前だね。

[黒田]
ひえ〜。そうですね。ちょうど30年前ですね。5歳だ。実家がここから徒歩五分なんですけど、ちょうどこの事務所付近で滑り台とかして遊んでる頃ですね。

[高井]
そんなときからこういう計画をしていたんだよ。

[黒田]
歴史ありすぎて実感がわかないですね〜。それで人を集めたり、色々と仲間と一緒にやることが増えたんですね。カメラマンは普通に放っておいたら孤独じゃないですか。そういう孤独なイメージが高井さんにはあまりないです。

[高井]
一人はつまらないからね。

[黒田]
そうですね。

[高井]
旅行に行く時も必ず誰か連れていくようにしてるよ。最近は介護してもらうためについてきてもらってたり(笑)

[黒田]
介護ですか(笑) もうちょっと年相応に老いてもらったほうが良いくらいに思いますけど(笑)

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