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写真で世界を変えようとした男【写真と生きる】

写真で世界を変えようとした男【写真と生きる】

2018年9月27日

スカイラムとの出会い

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[黒田]
なるほど。

そこからエフゲニー氏が現在身を置く スカイラム にたどり着くまではどういった出来事があったんですか?

[エフゲニー]
そもそものスカイラムと私の出会いはまだ500pxにいた頃です。2015年に500pxとスカイラムでグローバルフォトウォークを行いました。文字通り世界中でフォトウォークを開催した世界的なイベントです。あのときはトラブルとかもけっこうありましたね(笑)

例えば予定していたエジプトでは、丁度内戦が起こって死傷者が出て。すぐに国際電話で仲間に「すぐに中止して!」と連絡したりとか。

[黒田]
それはまた大事件ですね。

[エフゲニー]
スカイラムはそのフォトウォークの最初のスポンサーだったんですよね。

そのときが初めての出会いです。

[黒田]
そこからどうやってスカイラムへのジョインへと至ったんでしょうか。

[エフゲニー]
まず会社を辞めた後働き出すまでは時間がありました。インドネシアのバリで少し休暇を取っていたんです。

でも2ヶ月も経てば退屈になってしまって。その後インドネシアの家を売るまでそう時間はかからなかったですね(笑)

次は何をしようかなと、たくさんの会社と話しました。可能性を感じていたアジアで仕事をしようと決めていたので、中国や台湾を中心に次のチャンスを探していたんだったかな。

そしてちょうどそのときにスカイラムから「一緒に働かないか」とオファーがきました。グローバルフォトウォークをやったときから凄く優秀な人たちだと思っていたし、会社のフェーズも昔の500pxに似ていたことがスカイラムへのジョインの決め手でした。

ちょうどユーザー数が急激に成長していたことにも、すごくエキサイティングなタイミングだと確信を持ちましたね。

[黒田]
アントレプレナーとして成功して、そこから別の企業にジョインってテレビの向こう側のような話ですが、ここにいたんですね。スカイラムについて少し教えてくれませんか?

[エフゲニー]
スカイラムはベンチャー企業でとても勇気ある人々が集まる集団なんです。

写真の業界に本気で改革を起こそうとしていて、一緒に働いていていつもワクワクしますね!

[黒田]
それこそ500pxの初期の熱意溢れるチームに似ているというか、大きな可能性を感じる話ですね。

ではスカイラムの Luminar には、どういう可能性を感じているんでしょうか?プロダクトとしても既に完成しているようですが、どうやら新しいアップデートなども控えているとか。

日本人に対してどう使ってほしいといった展望はありますか?

[エフゲニー]
まず Luminar は写真の編集ソフトなんですが、写真の編集ソフトといえばまず大多数の人にとって思い浮かぶのが、Adobeから出ているLightroomやPhotoshopだと思います。

しかし、Luminarという選択肢もあるということをまず知って欲しいですね。このソフトでしか得られない、できない体験がたくさん詰まっているし、写真業界に長く触れ続けてきた僕自身がすごく感動しているポイントがいくつもあります。

だからきっと日本のユーザーにも喜んでもらえると確信しています。

[黒田]
Luminarでしかできない体験というのが気になります。Luminarにしかない機能があるということですよね?

[エフゲニー]
Luminarの特徴は始めからインストールされている60種類以上のプリセットで簡単に写真を編集できるし、 AIフィルター を使うことで編集時間の効率化に繋げることもできます。

[黒田]
日本だと写真編集を楽しむ人もいるみたいですが、自分なんかは効率重視の生活をしているので、合いそうですね。

[エフゲニー]
僕らはLuminarを無理やり使って欲しくないんです。まずは無料のトライアルから試して欲しい。そうすればLuminarの良いところを知ってもらえると信じていますから。

[黒田]
まさにそうですね。

Luminarに自信があるからこそのセリフにも聞こえます。まずは触って、そうすれば必ずLuminarの魅力に気づくからと。これからのスカイラムはどのようなチャレンジを続けていくんでしょうか。

[エフゲニー]
まず大きな展望として、国ごとにある写真の特徴を、国境を超えて広げていきたいですね。

日本の編集の仕方は世界的に見ると凄く独特なんですよ。他にも例えばインドネシアとドイツの写真の編集の仕方は凄く違いがあるし、そういった違いを世界中のみんなが楽しめるようにしたいという野望があります。 写真は言語や国籍を超えることができる ツールですから。

[黒田]
なるほど、世界規模でもっと写真を楽しむための挑戦が続いていくわけですね。

今後のスカイラムの展開から目が離せません。また我々をあっと驚かせるような試みを提供してください(笑)

期待しています!

[エフゲニー]
ありがとうございました!

どうぞお楽しみに!

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プロフィール

エフゲニー・トチェボタレフ

ロシアで生まれ育つ。写真投稿SNS「500px」の共同創業者。
フォトグラファーとして数々の受賞歴も持つ。
現在はアメリカ拠点のSkylum社にてアジアマーケットの責任者。

クレジット
制作 出張写真撮影・デザイン制作 ヒーコ http://xico.photo/
カバー写真 黒田明臣
翻訳協力 Kenta Kaneda

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