2020年9月25日 PR
ワークスタイルの自由化という面では、新型コロナウイルスにより期せずして進んだ「働き方改革」。フリーランスやノマドワーカーらの増加もあり、難攻不落と思われた従来型の「通勤」「出社」という常識が崩れ始めている中、働く人よりも場所の方に流動性を求める動きが活発化している。
オフィスから自宅へ、そしてサードプレイスへ。今回は、そんな意識変革を促すウィズコロナ時代の共働空間「コワーキングスペース」と、その旗振り役を担う株式会社いいオフィスの代表・龍崎コウ氏を訪ね、いいオフィスの仕組み、役割についてお話を伺った。
|コワーキングスペースの運営事業は「このタイミングしかない」というジャスト感ですが、実は今般の新型コロナ禍とはまったく関係のない時期に立ち上げたそうですね。また、社員数が『ゼロ』と伺ったのですが…本当ですか?
そうなんですよ。会社としては設立から間もなく2年半なのですが、プロジェクトとしては6年目になります。現在は18名の業務委託で行っておりますので、社員数はゼロ、役員は代表の私のみとなっております。半数以上が自分の仕事をもっており、副業を実践している新しい会社のスタイルなんです。
今年は東京五輪が予定されていましたが、ロンドンでは渋滞対策などの意味からもリモートワークが強く推進されていたので、日本もそうなるだろうと考えていました。これを見越して店舗展開を計画していたのですが、五輪の延期で情勢が変わりました。ところが、その原因である新型コロナ禍でコワーキングスペースが注目を浴びたのですから、何とも皮肉な話ですよね。
|立ち上げの経緯は?
当時、私は株式会社LIGというWEB制作会社で役員を務めていたのですが、入居していたビルのオーナーから「空室を埋めるアイデアはないか」と相談されたのがきっかけでした。ビルの付加価値づくりとしてコワーキングスペースを立ち上げ、現在のビルに移転後も継続的に運営しています。現在のビルには、英会話学校やウェブ系スクールなども入居していて、複合型のコワーキングスペースに育ちつつあります。単体で空間を貸すのではなく、何かと組み合わせて新しい価値をプラスするのも弊社の特徴のひとつです。
いいオフィス秋葉原
|さらに、多店舗展開しているのが魅力的ですよね。
1か所だけでは従来のオフィスと変わりませんからね。たとえば、いま新宿にいて、上野の客先を訪ねる次の予定まで2時間ほど空くとしたら、カフェなどで「時間をつぶす」ことになります。でも、一杯のコーヒーで居座るのも居心地が悪い(笑)。そんな時、近くの『いいオフィス』にチェックインできる環境を作りたいんです。出張先でも、海外でも。そして、そこでまたみなさんのコミュニティも広がったら楽しいですよね。
|実際に、すでに海外を含めた各地に出店が実現していますね。
海外ではフィリピンに4拠点が実現していますが、いま『いいオフィス』の会員様同士が仕事を受発注し合えるクラウドソーシングなどの仕組みを設計中です。新興国でも先進国の水準に近い所得を得るチャンスが広がれば貧困対策にもつながるので、意義は高いと思います。いいオフィスの目指す世界観は世界同一職種同一賃金です。
|それは地方在住の方々にも嬉しいシステムになりそうですね。東京の仕事、東京水準の収入を目指すための足がかりとして。
仰る通りです。最近は地域間の格差が話題になりますが、たとえば地方在住のフリーランスの方が東京で仕事を得ようとすると、やはり都内にも拠点が欲しいところですよね。でも、現実的にはコストの壁に阻まれます。そこで、弊社サービスの全国展開が進めば、こうした障壁を解消できるのではないかと考えたわけです。オープンな空間設計のコワーキングスペースは自然に人脈の裾野も広がりやすい環境ですので、地元の『いいオフィス』でも交流が広がれば地方活性化にも貢献できるはずですし、店舗が増えてクラウドソーシングが実現すれば東京への一極集中のもとに働くスタイルから解放されるかもしれません。
|それには、拠点の数が大きな意味を持ちそうですね。
まさに店舗数、ネットワーク力が勝負となります。9月18日時点で全国200店舗が稼働しています。また来年3月までに400店舗の稼働を目指しています。
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2024年11月29日 発行
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