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脳神経外科医がたどり着いた幹細胞治療とは。

脳神経外科医がたどり着いた幹細胞治療とは。

2022年7月28日 PR

これまでの医療とは根本的に違う
アプローチで患者さんに光を

「医療の歴史は、祈祷師やシャーマンに代表されるような祈りから始まり、科学技術の発展とともに様々な手術や投薬治療、放射線治療など目まぐるしい発展を遂げてきた。しかし最近ではさらに一歩進んだこれまでの医療とは一線を画す幹細胞治療が注目されています」

そう語るのは日本書紀や、古事記と呼ばれる歴史書物にその地名も出てくるほど歴史深い、奈良県宇陀市にある医療機関、グランソール奈良の未来医療デザインセンター長を務める中村医師。

グランソール奈良は、医療だからこそスタッフと患者様が信頼で結ばれ、心身ともにリラックスできる環境で治療に取り組めることを重視した医療機関だ。

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全18の宿泊室は個室タイプのほか、メゾネットタイプの客室(和室/洋室)には、テラス、ジャグジー付きの浴室も完備 ゆったりとくつろぎながら、旅行を兼ねた受診ができる

なぜ世界から古都奈良にあるグランソール奈良に人々が訪れるのか、中村医師に話を聞いた。

グランソール未来医療 デザインセンター センター長 中村 光利 医師

1985年3月 奈良県立医科大学 卒業
1996年9月 平成記念病院 脳神経外科医長
1998年9月 WHO国際癌研究機関(フランス) 分子病理研究員
2010年1月 医療法人拓誠会 辻村病院 院長
2017年7月 グランソール奈良に移籍
日本脳神経外科学会 専門医、日本脳卒中学会専門医
日本認知症学会専門医、日本認知症予防学会専門医
日本抗加齢医学学会専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

最近よく耳にする幹細胞とは?

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グランソール未来医療デザインセンター長の中村光利医師は、脳神経外科専門医や認知症専門医、脳卒中専門医など多岐にわたる実績を持つ。その中村医師が今最も力を入れているのが幹細胞を利用した治療法だ。

そもそも、幹細胞を用いた再生医療とは何か。私たちの体には自然治癒力が備わっており、すり傷を負ってもいつの間にか皮膚は再生し、骨折をしても骨は自然につながってくれる。これは幹細胞の持つ力が発揮され、傷ついた神経や組織を修復し、再生する働きを担っており、成長して神経や臓器などに変化するためと考えられている。

例えば、脳疾患に対して幹細胞を投与すると、脳の傷ついた部位や機能が低下した部分に幹細胞が引き寄せられ、そこで特異的な働きをすることが、最近の研究で分かってきた。ただし、残念ながら幹細胞は年齢とともに減少傾向にあると考えられており、幹細胞が減少していくと傷の治りや病気の回復が遅くなったり体の老化スピードを加速させる可能性が指摘されている。

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そこでグランソール奈良では患者自身の脂肪組織から取り出した幹細胞を培養・活性化し体内に戻すことで本来持っている自己修復能力を高め、様々な疾患の治療に役立てていくことに取り組んでいる。

脂肪組織は腹部などを約2センチ切開し、1〜2グラムほどの脂肪を採取する。局所麻酔のため、身体への負担は少なく、術後の傷もあまり目立たない。

培養開始から4~6週間程度で投与日の調整が可能になり、培養した幹細胞は、点滴もしくは注射で体内に戻す。

 

なぜ認知症や脳梗塞の予防改善に
取り組むのか?

前述のとおり、脳神経外科専門医や認知症専門医、脳卒中専門医として、様々な脳疾患の治療に取り組んできた中村医師は「昨今、特に高齢化とともに増えつつあるのが認知症患者。2025年には65歳以上の高齢者の5分の1にあたる700万人に達するとも言われており、もはや国民病といっても過言ではない疾患だ。」と警鐘を鳴らす。

もはや他人事ではない認知症は、未だに有効な治療法が確立されていない。これまでは、将来的に認知症につながる恐れのある生活習慣の改善や予防、単一の病態のみを標的にした薬物治療などの対症療法が行われてきた。

しかし、認知症には複雑な病態生理が混在するため、治療効果には限界があった。中村医師が行う幹細胞を用いた再生医療では、阻害された一部分だけをターゲットにしたこれまでの療法と違い、脳の炎症を抑え、傷ついた神経や周囲組織の修復・再生を促進。

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神経細胞に分化した幹細胞は脳内で長期間生存し神経細胞のネットワークを構築すると考えられており、1〜数回の投与でも高い効性を発揮するなど、多面的な効果が期待されている。

また認知症の前段階に軽度認知障害があり、年間5〜15%の人が認知症へと進行する。この軽度認知障害のときに治療を始めるのが最も効果的と考えられる。

 

医療機関選びを慎重に

幹細胞治療において最も大切な事は、細胞培養の品質だ。体に戻す細胞が、戻す時点でどれくらい生存しているのか、どれくらい活性度があるのかなどが治療効果にも影響を及ぼすと考えられている。

中村医師は細胞の品質にこだわり、厚生労働省の基準に沿った高度な管理体制のもと、医療機関の施設内に細胞培養加工施設を併設する事で、専門医と研究員が密に連携し、培養の品質や活性度などを把握・検証しているため高品質の細胞を、素早く投与できることが強みだ。

認知症、脳梗塞、動脈硬化だけでなく、糖尿病や肝臓・腎臓疾患、変形性関節症、筋萎縮性側索硬化症や慢性閉塞性肺疾患など、難治性と言われてきた疾患に対して効果が期待されている。様々な治療に用いられている幹細胞治療をぜひ、選択肢のひとつに加えたい。

 

幹細胞について詳しくはこちら

グランソール奈良


TEL: 0745-84-9333 TEL: 0745-84-9333 https://grandsoul.co.jp/

住所/奈良県宇陀市菟田野松井8-1
対応時間/8:30〜16:30(月~土)

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