
2021年7月29日 PR
岡野大 氏:株式会社sustenキャピタル・マネジメント 代表取締役 最高経営責任者(CEO)。2012年ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント入社。戦略株式運用部(ヘッジファンドチーム)にて数百億円規模の株式、デリバティブ、為替等の投資判断を行った。ポートフォリオ・マネージャーとして海外の機関投資家のために運用を行ってきた一方で、日本の個人投資家のために品質の高いサービスを提供したいと思い続け、2019年7月株式会社sustenキャピタル・マネジメントを創業、代表取締役CEOに就任。東京大学大学院工学系研究科修了(修士)。|岡野さんは、東京大学の大学院で航空宇宙工学を学んでおられたそうですね。業界では異色のご経歴かと思いますが、実は山口さんとの出会いが金融畑に進む契機になったとか。
岡野:そうなんです。インターン先のゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント社の東京オフィスで知り合ったのが転機でしたね。最初は「文系出身者の独壇場」のように思っていたのですが、山口のように若い理系出身者が大活躍しているのを見て驚きまして。金融工学で使われているアルゴリズムが、当時研究していた人工衛星の画像処理技術と意外に似ている点も理由のひとつでした。
|当時の山口さんは、京都大学の院卒4年目ながらヴァイスプレジデント級で、伝説的存在だったそうですね。
岡野:最年少VPでしたよ。すでに「個室の人」でしたし。
山口:小さな部署でしたから(笑)。院生時代に研究していた機械学習アルゴリズムが株の自動取引にも応用されていると知り、「データと機械学習を組み合わせれば投資家とも戦える」ことにロマンを感じて、著名なファイナンス研究者を多数抱えるGSで学ぼう、と。情報系だったので、最初は名前も知りませんでしたけどね。
|GSには何年ほど?
山口:12年ですね。岡野と出会った頃は、東京オフィスで国内の機関投資家向けのポートフォリオマネージャーを務めていましたが、当時開発したリスク予測モデルをグローバル展開するためにNY本社に転籍して、7年ほど勤めました。
|岡野さんは、山口さんに憧れて入社されたのに(笑)。
岡野:すぐにいなくなりました(笑)。もっとも、私は最初は個人投資家向けの商品開発の部署に配属されたのですけれどね。調査や設計に携わりましたが、銀行や証券会社に採用していただく大変さを学びました。
|先進的な運用ほど説明が難しくなりますよね。
岡野:対面販売では分かりやすさが重要になりますからね。そんな経験から、いつか表面的な魅力よりも本質的に優れた運用戦略で勝負したいという想いを抱くようになったのです。その後は、ヘッジファンドの投資判断者として数百億円規模の運用を担当しつつ、計量ヘッジングツールの開発やオルタナティブデータを用いた投資判断などを手がけました。
|山口さんとは、新会社設立を相談されていたのですか?
岡野:ええ、経験を積んだらいつか一緒に…と。理想を叶える運用サービスを作りましょうよと話していましたね。
山口雅史 氏:株式会社sustenキャピタル・マネジメント 代表取締役 最高投資責任者(CIO)。2007年ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント入社。運用投資戦略部にてポートフォリオ・マネージャーを務め、日本国内法人の資産運用に従事。2012年にGoldman Sachs(在NY)へ移籍後は、欧米事業法人、大学基金、SWF等15兆円の資産配分、タクティカル・アセット・アロケーションの計量運用責任者を歴任。2019年7月、株式会社sustenキャピタル・マネジメント創業、代表取締役CIOに就任。京都大学大学院情報学研究科修了(修士)。日本証券アナリスト協会検定会員。|実際に、御社では従来型のファンドラップやロボアドバイザーと一線を画すサービスを標榜しておられますね。山口さんも、個人的な理想像を描いておられたのですか?
山口:投資にまつわる知識を持たない知人などに相談された時、すっきりクリアに説明できないことなどはもどかしく感じていました。もし自分が本気で勧めるなら、まず「日々の管理や確認の面倒がなく『お任せ』にできること」、次に「株式以外の収益源にもきちんと分散投資されていること」、あとは「費用水準が妥当であること」の3点が不可欠になります。ところが、妥協なく考えた場合、すべてを満たせるサービスが見当たらないことも気になりました。
|分散と言えば、インデックス投資なども人気ですね。そのほか、最近は多様なサービスがありますが、まだ不十分ということでしょうか。
山口:インデックス投資は魅力ある投資手法のひとつですが、それ単独では不要なリスクまで抱えがちです。一方で、ポートフォリオの調整などすべてお任せできるサービスは、フィーの面で割高になりがちです。本気でこの3要素を満たすサービスが欲しいなら、自分たちで作るしかないかな…と考えました。
岡野:そんな具合に機が熟して、会社の理解も得られたところで、2018年の冬にNYの山口を訪ねてステーキハウスでプレゼンしました。ぜひ一緒にやりましょう、と。
|えっ、その場で会社設立を決めたのですか?
山口:はい、その場で。もちろん、妻にお伺いを立ててからになりましたけどね(笑)。
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