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「さわかみ投信」の揺るがぬ矜持

「さわかみ投信」の揺るがぬ矜持

2020年1月30日 PR

判断基準は「日本の未来に 貢献する企業かどうか」。だからこそ長期投資の視点が不可欠

SDGsやESGといったことに関する企業の活動が注目を浴びる昨今。だが、投資家が見るべきは、単に「よいこと」を実行しているかどうかではない。本業で社会課題の解決をしているかどうか、一時的に株価が下がっても動揺せずに信じられるかどうか。時代を先取りするかたちで20年以上も「長期投資」を訴え続け、いよいよ時代が「さわかみ投信」に追いついた。

今回は、ファンド運営の現場に立つお二方に、いまこそ傾聴に値する同社の信念について話を聞いた。

社会貢献姿勢も重要ながらそれを「本業で」見せてくれるかどうか

「投資はギャンブルのようなもの」と言われることがありますが、それは明らかな誤解です。投資とは、投資家、企業、そして社会がより明るい将来を迎えるための計画と実行であって、根拠なく大金を張るようなものではありません。

たとえば、リンゴの木を購入したとしましょう。きちんと欠かさず世話をしてリンゴがたくさん実るようになると、みんなで分け合うことができますね。それが成功すると、もう少し木を増やすことを検討できるようになります。企業や サービスへの投資は、自分の財産を育てることができると同時に、経済の拡大再生産の基盤づくりに直接的に寄与できるわけです。ギャンブルは、互いに持ち寄った資金を奪い合う性質のものなので、そこに発展はありません。両者の間には決定的な違いがあるのです。

さわかみ投信株式会社 取締役最高投資責任者(CIO)草刈 貴弘 氏:2001年東洋大学工学部建築学科卒業。2008年SBIフィナンシャルショップ株式会社を経て当社入社。2010年業務管理部を経て運用調査部に異動。2010年ファンドマネージャーに就任。2013年最高投資責任者 兼 ファンドマネージャーに就任。2015年取締役最高投資責任者 兼 ファンドマネージャーに就任。

これを実際の投資に当てはめてみましょう。私たちがファンドで実践している例を挙げたいと思います。まずひとつ目は「本業で社会課題を解決しようとしている企業」ですね。たとえば、近年は脳の病気が大きくクローズアップされています。脳梗塞などで半身不随に陥る方や認知症などで苦しんでいる方がたくさんおられますね。こうした深刻な病気に立ち向かうための薬を開発しようとしている企業があります。もしもこの企業のプロジェクトが成功すれば、人間社会の大きな課題にひと筋の光が見えることになりますよね。解決策として確立されれば、ビッグビジネスになり得ます。いまは小さな企業でも、成長した暁には大きなリターンが返ってくるのですから、堅実に経営されていれば投資先として魅力的ですよね。個人の資産づくりと同時に、将来の社会貢献も果たせるわけです。

もうひとつは、「地域社会に貢献する企業」です。こちらも例を挙げると、とある地方の山奥で高品質な電子部品の製造に励む企業があります。交通の便がよいとは言えない立地の企業ですが、品質が良いので製品は売れます。好業績が 続くと従業員を増やすので地域の人口が増加し、生活物資の需要が発生して 商店街が生まれます。もちろん法人税や地方税も支払われますので、地域全体が活性化し始めますね。こちらも、経営的に問題なければ、資産づくりと同時に「社会に役立つ部品の生産を応援している」という大きなカタルシスを得ることができます。

我々が長期投資をお勧めしているのは、投資の大きな側面として「企業の成長をサポートすること」があると考えるからです。目の前の数字ばかりを追うのではなく、将来、今よりも成長して価値を高める可能性がある企業は、社会的に好影響をもたらす立ち位置にいることが多いのです。「投資する意義がある」と確信できる企業が元気であれば、私たちが住む日本もまだまだ発展できるはず。投資は「未来の創造」につながるものだと考えています。(草刈)

>>代表取締役社長:澤上 氏が語る未来。
「カッコよく生きる大人」

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