
2018年8月3日 PR
さて、畑や葡萄がどれだけ重要かがお分かりいただけたところで、次へ進もう。葡萄から造られた蒸留酒を指してオー・ド・ヴィーと呼ぶが、300年近くにわたり受け継がれてきたこの「命の水」造りは、レミーマルタンの象徴でもある。たとえば、レミーマルタンXOにブレンドされているオー・ド・ヴィーは、その数、何と400種以上。まさに贅沢そのものだが、それを常に同じクオリティで造り続ける能力にも拍手を送りたい。
ちなみに、XOとは「エクストラ・オールド」を意味する。実は単なる商品名ではなく、ブレンドされているオー・ド・ヴィーの最低熟成年数の基準を示しているのだ。今年4月に定義が変わり、来春からは最低10年(これまでは6年)の熟成が必要となるが、厳選に厳選を重ねたオー・ド・ヴィーが「命」であるレミーマルタンは、最初から新基準を楽にクリアしている。
使用する葡萄の約95%を占める「ユニ・ブラン」種。
葡萄畑の土は多孔性の石灰石を多く含んでいる。実際に口に含んでみると、まずフルーティなアロマと花のような香りが立ち昇る。次いでプラムやオレンジなど、熟成がもたらす風味に。ヘーゼルナッツやシナモンがほのかに香り、余韻は長く滑らかに尾を引く。複雑で高度なブレンドはセラーマスターの真骨頂だが、その芸術性はストレートはもちろんオンザロックでもさらに際立つので、ぜひお試しを。
約3世紀にわたる同社の歴史は、「サヴォアフェール」と呼ばれる職人の叡智が世代を越えて受け継がれてきた証。よって、同社は今もレミーマルタンとエリアール=ドゥブルイユの両家による家族経営を続けている。現在、インターナショナル・ブランド・アンバサダーを務めるフロリアン・エリアール=デュブルイユ氏は、現オーナー一族の4代目。今回、直接コメントを得る機会に恵まれたので、ご紹介しよう。
フロリアン・エリアール=デュブルイユ氏。1985年生まれ、パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学大学院およびロンドン大学シティ校のカス・ビジネス・スクールを卒業し、カナダでマーケティング経験を積んだのち、2015年1月にレミーコアントローに入社。今年1月からインターナショナル・アンバサダーを務める傍ら、アートキュレーターとしても活躍している。「私たちのコニャックは、文化財のように後世に伝える際に、時の試練に耐えるだけの品質を備えています。技術革新流行りの現代ですが、現在まで不変の製法は、きっと未来においても同じです。この『永遠不変』な点を、私は気に入っています」
フランスには「アール・ド・ヴィーヴル」という言葉があるとのこと。氏によれば「生活=アート」という考え方なのだそうだ。こうした文化の中で育った彼らにとって、普遍性は非常に重要な要素。フロリアン氏は、メゾンの姿勢を広く知らしめるべく、自ら挙手してアンバサダーとして活動しているとのことだ。
今後の展開についても訊ねてみた。「私たちは、不変の姿勢で品質にこだわってきました。これを継承していくのは当然ですが、常に対となってきた革新の歴史を後進に渡すためにも、新しいことにも挑戦していきたいですね。さらに豊かな未来のために」
実は先ごろ、フロリアン氏自身がプレゼンテーターを務めたスペシャルイベントが開かれた。シークレットイベント風の会場内では貴重な体験が多数あった。次ページで当日の模様を簡単にご報告したい。
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