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どんなに酷い悪路もスタイリッシュに走破。ラグジュアリーSUV時代を予見したランドローバー「レンジローバー」の54年

どんなに酷い悪路もスタイリッシュに走破。ラグジュアリーSUV時代を予見したランドローバー「レンジローバー」の54年

2024年6月7日 PR

市街地では買い物がてら軽いクルージングを楽しみ、郊外ではワインディングを越えてグランピング場へ。ここまででよいのであれば、多くのブランドの多くの車種にも可能だ。だが、都心ではフォーマルな装いで三つ星ホテルの車寄せに横付けし、街を出たら雨上がりの悪路で泥を蹴散らしながら爆走せよ…と言われたらどうだろうか。ここまで極端な振れ幅を当然のようにこなすどころか、どちらのシーンでもそれ専用に造られたかのように振る舞える車があるとすれば、やはりこのブランドだろう。

英国のランドローバーは、世界でも最高峰に位置する高級SUVブランドのひとつだ。長く四輪駆動を専門としており、見目麗しのラグジュアリーカーと泥んこ上等のクロスカントリーカーを1台で兼ねてしまうフラッグシップ「レンジローバー」の歴史は1970年にまで遡る。写真の初代モデルは世界初のフルタイム4WDによるヘビーデューティー車として発売されたのだが、オフロード仕様にも関わらず高級セダンのようにスタイリッシュなデザインとクラフトマンシップに溢れるインテリアは世界のセレブを魅了。まさに現代のラグジュアリーSUV時代を予見するかのような先駆者となった。

次世代テレインレスポンスシステムやオールホイールステアリングなど多数のトピックを内包する現行モデルは、レンジローバーとしては第5世代にあたる。PHEVやMHEVのほか、今後はフルEVモデルも登場予定だ。さらに、2005年以降はラインナップを拡大しており、走行性能を徹底的に磨き上げた「レンジローバースポーツ」のほか、ミドルレンジの「レンジローバーヴェラール」とコンパクトSUVの「レンジローバーイヴォーク」の計4車種でファミリーを構成。世界のSUV市場で大きな存在感を示している。

車種ごとに2025年モデルの受注も開始するなど、再び活気づくレンジローバー。今回はこの世界的なラグジュアリーSUVの特集号として、その魅力を駆け足で眺めてみたい。

【RANGE ROVER】ワイルドでエレガント、王室も認めた英国の誇り

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2013年にジョージ王子が誕生した際、ウイリアム王子(現皇太子)の愛車として世界中で注目された英国が誇る名車、レンジローバー。数々のロイヤルワラントに輝き、世界で初めてルーブル美術館に展示された芸術性にも惚れ惚れするが、その真価はステアリングを握ってこそ発揮する。

高速道路では余裕たっぷりにクルージングを楽しみ、ぬかるみも雪道も砂漠でさえもお構いなしの走破性は、元祖ラグジュアリーSUVと今も讚えられる初代モデルからの伝統だ。  最新モデルでは、4種類のパワートレーンがすべてハイブリッド化された。お馴染みのクラムシェルボンネットやフローティングルーフ、途切れのないウエストラインなどの伝統を継ぐと同時に、普段は収納されてドアパネルとフラット化するデプロイアブル・ドアハンドルなど、近年のレンジローバーを象徴するフラッシュサーフェス化がさらに強力に推進されている。また、点灯するまではブラックアウトしてロゴ入りのバーと一体化するテールランプなども見どころなので、試乗時はリアまでくまなく鑑賞したい。

さらに、ラインナップにはロングホイールベースモデルやレンジローバー初の3列7人乗りシートも追加。すべてのコントロール機能をタッチスクリーンに集約した多彩な安全機能とコネクテッドサービスにも注目を。悪路を爆走するアウトドア派と、インテリジェントに街乗りしたいシティ派の両者から有力候補として捉えられる車など、そう多くはない。今後はフル電動モデルの投入も控えているので、しばらく目が離せなくなりそうだ。

【RANGE ROVER SPORT】オンロードのパフォーマンスを重視したスポーツSUV

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市街地でのスマートさと、悪路でのパワフルさ。両極端な性格を併せ持つレンジローバーだが、実はもうひとつの顔がある。それはSUVとは思えないオンロードでのパフォーマンスだ。レンジローバースポーツは、レンジローバーのDNAを受け継ぎつつ、よりスポーティにチューンされたハイパフォーマンスモデルと解釈すればよいだろう。

第3世代となる2024年モデルでは、革新的なアーキテクチャーやシャシーコントロールシステムなどの最新テクノロジーを結集されている。ナビデータをもとに道路状況に最適な設定を自動選択するダイナミックエアサスペンションを標準装備し、スイッチャブルボリュームエアスプリングにより高い俊敏性に優れた応答性を兼ね備えたハンドリングを実現。あらゆるシーンで最適な走行性を引き出す先進のトラクションコントロールが、快適で刺激的なドライビングに集中できる環境を作り出してくれる。

ハイブリッド化されたパワートレーンは、種類とラインナップが拡大。特別限定車も(即完売ながら)リリースされており、ブランド史上でも最速とされるレンジローバースポーツSVに至っては最高出力635馬力、最高時速290㎞というサーキット仕様。そこまで行かずとも、並のスポーツカーを押しのける勢いの走りの遺伝子は、各グレードで十分に堪能できるはずだ。

オールアルミニウムのモノコックボディに短めのオーバーハング、傾斜を強めたフロントウィンドウ、大口径のタイヤホイール。試乗時は、走りに圧倒される前にその美観も味わっておきたい。

【RANGE ROVER SPORT】利便性と快適性を極めたミドルレンジの次世代SUV

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2017年に登場したファミリー最新のサブブランドであるレンジローバーヴェラールは、名前からして特別な意味が込められている。ヴェラールとは、実は初代レンジローバーのプロトタイプのコードネームなのだ。並々ならぬ決意を感じるネーミングだが、翌年にはワールド・カー・アワードに選ばれ、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーにも輝くなどデビューと同時に「特別な車」であることを証明した。

レンジローバーヴェラールは、位置づけとしてはパフォーマンス最優先のレンジローバースポーツとコンパクトなクーペスタイルのレンジローバーイヴォークのちょうど中間にあたる。当初は限定車を含めて非常に広いラインナップが用意されていたが、2025年モデルを含めて近年は4グレードに収束。空力特性を向上する一体式のリアスポイラーや、箔押しをはじめとする多彩なフィニッシュを施した芸術的なフロントグリル、カットガラスのような輝きを放つシグネチャーDSL付きのピクセルLEDヘッドライトなど、圧倒的な美観が特徴。また、普段は格納されていて使用時にせり上がる人気のデプロイアブル・ドアハンドルも、この車種で初めて採用されたものだ。

キーフォブに反応し自動的にロックと解除が行われるウォークアウェイロッキング&アプローチアンロックシステムや、電動調整ステアリングコラムの標準装備など、最新モデルでは主に利便性向上に主眼が置かれている。レンジローバーファミリーのミドルレンジを担う次世代モデルは、何よりも快適なドライビングを求めるドライバーにおすすめだ。

【RANGE ROVER EVOQUE】日本でも人気の高いカリスマ的コンパクトSUV

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2011年のデビューと同時に大ヒット車種の仲間入りを果たしたレンジローバーイヴォークは、そのままコンパクトな都市型SUVのカリスマとなった。取り回しのしやすいサイズながらレンジローバーらしいオフロードの走破性とクラフトマンシップに満ちたインテリアを備え、その日常的な使いやすさから日本でも特に人気が高い。

現行で第2世代となるレンジローバーイヴォークは、クーペスタイルのフォルムが特徴だ。傾斜を強めたフロントガラスから後方へと下降するルーフラインと流れるようなウエストラインが独特のプロポーションを描き、力強いショルダーラインとホイールアーチ、大径タイヤが躍動的なスタイルを主張。また、現行モデルでは、フロントグリルやヘッドライト&テールライトのデザインもブラッシュアップ。シンプル&ミニマルに磨きがかかったインテリアとともに、さらにモダンにアップデートされている。

特筆すべきは安全性能を最優先する設計思想で、事故防止のための機能の数々を標準装備。同社発の革新機能も多く、たとえば前輪のすぐ前方エリアの映像をタッチスクリーンに表示してフロント下180度の視覚を確保するクリアサイトグラウンドビューはレンジローバーイヴォークで世界初採用されたものだ。
現在4車種のレンジローバーファミリーでは、最も日常に身近なライン。試乗の際は、「前夜に大雪に見舞われた冬の朝」をシミュレーションし、路面の状態が悪い都心の住宅地でこのコンパクトSUVがどう振る舞うかを想像しながら走るとよいだろう。

レンジローバーの最新情報は、最寄りのショールームで

英国のゲイドンに建設したアドバンスド・プロダクト・クリエーション・センターを拠点に、「自動化」「コネクテッド」「電動化」「シェアリング」の研究を進めるランドローバー。ゼロ・エミッションや事故&渋滞ゼロを掲げ、イノベーティブな車づくりを展開している。

ご紹介した4車種では随時ニューモデルが投入されており、今年はレンジローバーのフルEVモデルの登場も予定。開発では史上最多の特許申請を行ったとのことなので、最新情報・試乗予約は最寄りのショールームにて。


BCJapan株式会社
https://bcj-setagaya.jp/

ミッドランズ株式会社
https://www.midlands-yokohama.jp/

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