専門家が語る再注目すべきアルカリイオン水の可能性！

2019年5月30日 PR

再注目！? なぜ、いま「アルカリイオン水」なのか

安全で、水道水よりも美味しい!? それだけに留まらない「pH9〜10、弱アルカリ性の飲用水」の可能性を知る。

生命維持に不可欠な水が、近年では健康管理面での必要性が説かれるようになったのはご存じの通り。そんな中で改めて注目が高まっているのが、電気分解で生成されるｐＨ9〜10の弱アルカリ性の飲用水、即ち「アルカリイオン水」だ。

だが、「普通の水と何が違うのか」と問われたら答に困る人も多いのでは。そこで、今回は一般財団法人機能水研究振興財団の堀田国元理事長と、東京医科歯科大学大学院生涯口腔保健衛生学分野の荒川真一教授にお話を伺った。

「アルカリイオン」と聞くとスポーツドリンク製品などが一世を風靡しましたが、整水器も流行しましたね。

一般財団法人機能水研究振興財団理事長【堀田国元氏】　/ 1944年生まれ、農学博士。微生物化学研究所研究員、米国ロシュ分子生物学研究所客員研究員を経て、国立感染症研究所生物活性物質部遺伝生化学室長、財団法人機能水研究振興財団常務理事・事務局長を歴任、2014年より現職。専門分野は、抗生物質生産放線菌、抗生物質耐性菌（主にMRSA）、機能水。日本醗酵工学会斎藤賞、日本抗生物質学術協議会第1回住木・梅澤記念賞、日本放線菌学会学会賞など受賞歴多数。

【堀田】
1990年代の初頭ですかね。当時の水道水はカルキ臭がしたものですが、アルカリイオン整水器を通すと美味しい水になる、身体にもよいという触れ込みで、テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられて。

【荒川】
認知が広がった分、言葉がひとり歩きして誤解も生まれましたね。

【堀田】
「糖尿病が治る」などという根拠の薄い宣伝も横行しましたからね。ついに国民生活センターが効果に疑問を提示し、当時の厚生省が第三者組織による科学的再検証を行うよう業界に要請したのです。

さまざまな臨床試験を重ねられたそうですが、結果は？

【堀田】
500㎖〜1ℓほどのアルカリイオン水を日常的に飲むことによる胃腸症状の改善に効果と安全性が確認されました。

胃腸症状の改善というと。

【堀田】
胃酸過多に対するマイルドな改善効果のほか、下痢気味や便秘気味の方々には便通の正常化にも効果ありという結論が出ました。

それはすごいですね。

【堀田】
試験に関わった臨床医の先生方も驚いた効果データが得られたんですよ。最近の研究では、腸内細菌の善玉菌が増えて悪玉菌が減るという報告も出始めています。そのほか、口内の健康状態を維持改善するのに役立つのではないかという研究も始まって。

国立大学法人東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生涯口腔保健衛生学分野教授【荒川真一氏】　 /1959年生まれ、歯学博士。日本歯周病学会理事、口腔病学会理事、機能水研究振興財団評議員、日本口腔機能水学会常任理事、FBIA医療応用WG副委員長、オゾン医療・審美学会常任理事。東京医科歯科大学歯学部助手などを経て2012年より同大学院教授。東京医科歯科大学歯学部では附属病院口腔ケア外来診療科長、口腔保健学科学科長を兼任。

【荒川】
実は、「スポーツ合宿に参加した学生たちにはむし歯が増える傾向がある」ことが注目されてきました。一般に、口内でｐＨ5．5以下の酸性の状態が続くとむし歯が発生しますが、スポーツドリンク類はほとんどが強酸性で、しかも糖分も入っているので、むし歯菌が取り込んで酸を分泌するのです。また、激しい運動を行うと交感神経が亢進し、唾液の分泌量が減りますしね。

運動中は口をゆすげませんもんね。

【荒川】
ゆすぐと言えば、東海大学の佐藤勉先生の実験で、面白いことが分かりました。スポーツドリンクを口に含んだ後、水道水とアルカリイオン水でうがいをするとしないとでは、ｐＨの戻り方がまったく違うという結果が出たのです。アルカリイオン水の方が、口腔内の環境を中性に戻すことにつながることが分かりましたので、私たちもさまざまなｐＨのアルカリイオン水を使って臨床研究を実施する予定なんですよ。

日本は超高齢社会の真っ只中ですが、高齢の方が注意すべき点などはありますか。

【荒川】
はい、むし歯というと若い方の問題と捉えられがちですが、高齢者の方にも注意すべきですね。歯を支える歯槽骨は加齢によって減少し、その結果むし歯になりやすい歯の根の部分（セメント質）が口腔内に出てきてしまいます。一方、唾液には抗菌物質と口腔内を中性に戻す緩衝作用があるのですが、加齢によって分泌量が減少します。しかも、高齢者の方がよく服用されている薬の大半が唾液の分泌量をさらに減少させますので、結果的に頑張って守ってきた歯を失う原因になりかねないのですね。したがって、アルカリイオン水は高齢の方にも有効だと考えます。

キャプチャ