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ラブグラフ代表 駒下氏 – 「写真は未来への贈り物」

ラブグラフ代表 駒下氏 – 「写真は未来への贈り物」

2017年3月30日

「写真と生きる」連載第一回では、株式会社ラブグラフ創業者である駒下純兵氏をご紹介したい。

ラブグラフとは

カップルフォト撮影サービス「ラブグラフ」とは、カップル・家族のお出かけにカメラマンが同行して写真におさめるという今話題のサービスだ。創業者であり代表を務める駒下氏は、現在23歳。筆者は、写真を通じて二年ほど前に知り合った。ラブグラフについては当時よりおもしろいサービスだなと感じていたが、何よりもこのサービスをはじめた駒下氏本人に興味があった。

写真がアイデンティティ

「大学に入学し写真をはじめるまでは趣味も特技もない平凡な学生だった」
どうやら、入学してからそれまで思い描いていた華やかな大学生活とは裏腹に、満たされない日々を過ごしていたらしい。しかしある日、ひょんなことから参加したミスコン実行委員でカメラマンを担当している先輩の姿をみて「あんなに楽しそうにやっている写真って何なんだろう」と、彼は写真に可能性を感じ、はじめることになる。
暗中模索のまま手を付けた写真の世界だったが、あれよあれよという間にのめり込み、考えるのは写真のことばかり。「気づいたらカメラと言えばこまげと言われるようになっていました(笑)」彼はこうしてはじめてのアイデンティティを掴んだ。
筆者も写真をその本業とした身として、趣味としてはじめたものが趣味以上になっていく感覚には大きく頷きたい。

写真を撮って、喜んでもらえるのが嬉しかった。

駒下氏は、写真をはじめてから一貫して人物を被写体に選んできた。その理由は、「撮った写真をプレゼントして喜んでもらえるのが嬉しい。」写真をはじめて「自分は誰かを喜ばせたいんだ」と知ることになる。
ある日、BEAMSの「恋をしましょう」キャンペーンで、川島小鳥氏が撮影したカップルの写真をみて衝撃をうける。そして彼は思った「これで誰かを喜ばせたい」。不思議と、その心に迷いはなかった。唐突に写真へとのめり込んだ持ち前の行動力を活かし、SNSなどを活用してカップルの写真を撮り始めた。大学二年の冬だった。

そしてラブグラフへ

次第に依頼も増えていき、大学三年次にはカップルの写真を撮りに全国を駆け回っていた。今でこそ株式会社ラブグラフとして展開しているが、はじめは写真が好きで誰かを喜ばせるために全国を駆け回る青年が一人いただけだったのだ。それから周りの後押しもありウェブサイトを立ち上げ、法人化して正式にサービスを開始することになる。

その特殊性もあってテレビをはじめとする様々なメディアで取り上げられて前例のない写真サービスとなるものの、今でもマネジメントの傍ら自ら撮影に赴く。「ラブグラフの世界観は僕にしか作れないと思っているので舵取りはしたいのですが、カメラマンがうちで働いて楽しめるのか体感したい」自らがカメラマンだからこそ、自分の思いを継いで撮影しているカメラマンにとっても、楽しく働ける環境なのか常に配慮している思いが伝わる。

駒下氏が、誰かに喜んでもらいたいという一心ではじめた立ち上げたサービス。
Lovegraph [ ラブグラフ ] | カップルフォト撮影サービス
カップルのみではなく、友人との記念撮影などを提供する Lovegraph forfriends も最近リリースしている。

休日の予定候補として、大切な人と、写真の楽しさに触れてみませんか?

lovegraph 3

最後に印象的だった駒下氏の一言をご紹介します。
「写真は未来への贈り物だと思っています。」


※掲載情報

「ラブグラフ」
ラブグラフはカップルや家族のデートにカメラマンが同行して、自分たちでは残せない自分たちだけの想い出を写真に残すフォト撮影サービスです。
https://lovegraph.me

制作
出張写真撮影・デザイン制作 ヒーコ
http://xico.photo/

出演
駒下純兵

ヘアメイク
小夏 – CAMERART

写真・テキスト
黒田 明臣

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