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5月下旬公開の映画「はざまに生きる、春」。主演を務める宮沢 氷魚が撮影後の気づきを語る!

5月下旬公開の映画「はざまに生きる、春」。主演を務める宮沢 氷魚が撮影後の気づきを語る!

2023年4月27日

NHKの連続テレビ小説などで高い評価を受け、今年に入っては映画『レジェンド&バタフライ』『エゴイスト』など話題作への出演が続いている宮沢氷魚さん。数々の映画賞で新人賞に輝く注目の若手俳優として地位を固め、さらに来月には主演を務める新作『はざまに生きる、春』の公開が控えている。

今回の役どころは、「青い絵しか描かない」という発達障がいを持つ画家。難役に臨む意気込みや実際の役づくりなどについて、今月のテーマ「海外旅行」の話題とともにお話をうかがった。

|今回も印象的な役柄を演じておられますが、役づくりにあたってはかなり綿密な取材をされたそうですね。

アスペルガー症候群の特性を持つ方との対話の機会をいただけたので、葛里華監督や共演の小西桜子さんとともに参加しました。本当に学ぶことがたくさんありました。

|たとえば、どんなことですか?

ひとことで発達障がいと言っても、特性がまったく異なるんですね。皆さんそれぞれに個性があるので、特定の人物を参考に演じることはできないと思いました。そこで、私が演じる「屋内透」はどんな人物なのか、自分のイメージをもとに話し方からスピード、声の抑揚まで医療監修の方に指導を受けました。

|演技では特にどんな点にこだわりましたか?

発達障がいはジャンル分けが難しくて、しかも年々変わるそうなんです。そのため、障がいを起点にするのではなく「彼はどんなことに興味があるのか」「何に喜びを感じるのか」といった側面から人物像を作り込んでいきました。

|ご自身と共通するところはありましたか?

屋内透は、夢中になると意識を集中し、情報を吸収することに喜びを感じますが、「言われてみれば自分にもそういうところがあるな」と思いました。大学時代、川の環境変化をテーマに卒論を書いたのですが、やはり調査に没頭したりしましたから。

|マイノリティの役柄が続いていますが、演じることの難しさはありますか?

自分の演技次第では誤解を生む原因にもなり得ますので、責任を感じますね。演じる人物へのリスペクトの気持ちを忘れず、監督が意図したメッセージとは逆の方向に働いてしまうことのない演技を心がけています。撮影中は、その役柄を取り巻く環境や状況まで可能な限り理解を深めて臨みますが、気付きは撮影後にもたくさんありますので、クランクアップしたら終わりではなく常にアップデートしていける自分でありたいと考えています。

|忙しい日々をお過ごしの中、最近は人の動きが活発になってきました。米国への里帰りはなさいましたか?

はい。ちょうど先月、4年ぶりに祖母や従兄弟たちに会ってきたところです。コロナ禍の頃は旅の動画を見て我慢していましたので、これからは旅行も楽しみたいですね。

|これからどこか行きたい国はありますか。

ベトナムやタイに出かけてみたいですね。アジアはダイナミックな変化が起きる国々が多いので、そのエネルギーを体感したいです。

|コロナ禍と言えば、この作品も2年前の撮影ですね。では、本誌読者に向けてメッセージをお願いします。

この作品をようやく皆さんにお届けできることになり、とても嬉しく思っています。コロナ禍という逆境の中でしたが、葛里華監督の素晴らしい脚本と演出のもと、素敵な役者の皆さんとともに真剣に取り組んだ結果、とても質の高い作品に仕上がったと思います。発達障がいを持つ画家と、さまざまな「はざま」に揺れる女性編集者の物語、ぜひ劇場でご覧ください。

特集2304_サブ2 2023年5月26日より全国公開
映画 「はざまに生きる、春」
>>公式HPはこちらから

 

宮沢 氷魚さん

2015年第30回『MEN-NO』専属モデルオーディションでグランプリを受賞しモデルデビュー。2017年TBS系ドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビュー。以後、ドラマ「偽装不倫」、NHK連続テレビ小説「エール」、映画「騙し絵の牙」、「ムーンライト・シャドウ」、舞台「ピサロ」他、話題作に出演。初主演映画「his」では、第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞、第45回報知映画賞新人賞、第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第30回日本映画批評家大賞新人男優賞など、数々の賞を受賞。2022年前期NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』へレギュラー出演。2023年映画「エゴイスト」にて、アジア全域版アカデミー賞「第16回アジア・フィルム・アワード」(AFA)“助演男優賞”を受賞。

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