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国際俳優・渡辺謙さんに聞く日常生活と健康管理法

国際俳優・渡辺謙さんに聞く日常生活と健康管理法

2019年5月30日 PR

1984年の銀幕デビューから35年、現在では国際的な俳優としての評価を確立した渡辺謙さん。キャリアの序盤、目の前が大きく開けた時期に大病を患ったが、これを見事に克服。復帰後はその実力をいかんなく発揮し、日本国内のみならずハリウッド映画をはじめ海外の作品にも多数出演。舞台に、テレビのドキュメンタリー番組に、CMに…と、現在も大活躍中だ。

そして2019年5月31日は、世界的な大ヒットとなった前作の続編に当たるハリウッド映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本劇場公開日。渡辺さんは、前作に続き芹沢猪四郎博士という重要な役柄を務める。そこで今回は、俳優としての日常風景とともに、今作の見どころについてインタビューを実施。今月のテーマである「健康管理」への意識づくりについての話題を交えながら、お話をうかがった。

| 映画や舞台で多忙な日々をお過ごしですが、ご体調はいかがですか?

おかげさまで、とても元気にやっています。強い内臓を授かりましたので胃腸などは快調ですが、仕事で移動が長くなると、腰痛や肩こりなどを感じることもあります。でも、原因が分かっていれば、対処も可能ですからね。

| 年齢を重ねての変化ということでしょうか。

やはり疲れが取れにくくなりましたね。最近は、できるだけ体力を温存するようにしています。たとえば舞台の仕事なら、劇場に入り、準備して、終わると戻る…という繰り返しで、昼夜公演では倍のエネルギーが必要になりますから。これが週に8公演なら、さすがに動き回るのは厳しいですね(笑)。

| 大変なお仕事ですよね。体力回復のコツは?

まずは食事ですね。映画と舞台では消費カロリーが違うので、それぞれに適したメニューを心がけたり。あとはオンとオフの切り替えも意識しています。仕事中はいろいろとセーブしなければならない場面が多いので、オフの日は身体を少し油断させるようにしているんです。

| 渡辺さんはとてもストイックな方というイメージをお持ちのファンが多いですよね。

設定した目標にきちんと向かうタイプではあるかなと思います。ゴルフがしたいなら「時間が空いたら」ではなく「時間を作る」方向で動くとか。もちろん役づくりも同じです。

| 役づくりと言えば、5月31日は『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の待望の初日を迎えます。前作から芹沢博士役で出演されていますが、演じる上で特に努力されたことはありますか?

今作は、1954年の第1作で提示された「文明か自然か」という根源的なテーマとも上手くリンクできる作品だと思います。科学者である芹沢博士は怪獣との共生にも目配りしていますので、この立ち位置を強く意識しました。

| 今回のゴジラは、これまで以上に人類との距離が近いようですね。

でも依然として味方ではないですし、予測不能な存在なんですけど。だからこそ我々は畏敬の念を抱き、時には恐怖を感じるわけですが、それは地殻変動のような大自然の動向に近いのかもしれませんね。

| 前作は東日本大震災の記憶も生々しい中での作品となりましたが、今回はいかがでしたか?

広い意味での文明に対するフィロソフィーを感じました。たとえば、急速に進展する現代のAIが、いずれ、ある種社会にクライシスを招くかもしれないという不安は拭えませんよね。この「見えないだけで近い存在」という感覚もゴジラの魅力で、単なる怪獣映画、パニック映画とは一線を画す要素だと思います。あとは、監督以下スタッフやキャスト陣のゴジラに対するリスペクトが凄くて、嬉しく感じました(笑)。

| 前作でもよく話題になりましたよね。前作とは違う監督でしたが。

撮影テイクも多くて大変でしたが、製作チームの熱量の凄さは前作と同様です。加えて、今作では科学的な視点が深まっていると思います。大人のエンタメ作品として、鑑賞の際にはこのあたりにもご注目いただければ嬉しいです。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019年5月31日(金)全国東宝系にて世界同時公開

前作から5年後の世界。神話時代より復活したモスラ・ラドン・キングギドラと、ゴジラの戦い、
世界破滅の危機に立ち向かう芹沢博士ら人間たちのドラマが描かれる。

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出演:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイー他
監督:マイケル・ドハティ
脚本:マイケル・ドハティ、ザック・シールズ

<詳細はこちら>

俳優 渡辺 謙 さん
1959年10月21日生まれ。新潟県出身。
1983年にデビュー、1987年のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の主演で人気を博し、多数のテレビドラマや映画、舞台に出演。2003年の米国映画『ラストサムライ』では、第76回アカデミー賞及び第61回ゴールデングローブ賞で助演男優賞にノミネートされるなど、俳優として世界的な評価を確立する。代表作は『硫黄島からの手紙』『沈まぬ太陽』など。

衣装:
ジャケット・シャツ・ネクタイ等 / BRIONI ブリオーニ
問い合わせ先 ▼ BRIONI JAPAN ブリオーニ ジャパン
TEL03-6264-6422

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