Special Issueビズスタ特集

人生に、旅という喜びを

人生に、旅という喜びを

2016年4月28日 PR

現地をもっと楽しむコツは? 出かける意欲を維持するには?
トラベルジャーナリストが教える「旅の感動」を満喫する方法

毎日同じ日々をすごしていると、最も大切な「時間」を意外に無駄にしがちだ。そんな単調な日々から抜け出すには、いま居る場所から一歩踏み出し、非日常体験を可能にしてくれる旅がおすすめだ。新たな興味を発見したり、価値観の変化に気づいたり。旅は感動をもたらしてくれるが、できれば最大限に味わいたい。そこで‘旅のプロ’関屋  淳子 氏に「もっと楽しむ方法」を伺った。

旅好きになったきっかけは?

両親が旅行が好きだったので、子どもの頃からいろんな所に連れて行ってもらっていたんです。大人になって再訪すると、当時は興味が湧かなかった史跡や古刹が、実はとても楽しいことに気付きまして。自分の価値観が変わっていることに気付いて、いろんな場所に行ってみたいと思うようになりました。

事前の準備では、何か特別なことをしていますか?

仕事で出かける時は、じっくり下調べをしますよ。逆に、プライベートの時は、できるだけ「何も調べない」ようにしているんです。
私は自分の興味対象だけに特化した旅が好きなんです。たとえば、ウィーンに滞在する旅なら、クリムトの絵と建築物だけをまわったり。それ以外はすべてノープランで、食事は現地の方々におすすめを伺ったり、途中で気になった店にぶらりと入ったり。
好みの場所や店を見つけた時の感動も味わえますからね。ウィーンは今までに5回ほど訪れていますが、行く度に新しい出会いがあって、まったく飽きませんよ。

旅に慣れていない人や、目的地を決め切れない時のアドバイスはありますか?

趣味の仲間を誘って計画すれば、目的地も内容も自然に決まりますよね。私はフラメンコを習っているのですが、先日、教室の仲間たちと一緒にスペインのセビーリャに行ってきました。ワイナリーツアーに出た時は、アルコール好きばかりで出かけたので、観光はほとんどバーで(笑)。ふだんもそうですが、共通の趣味を持っている人とは、一緒に没頭することができますから不安を覚えにくいですし、行き先を決める時にもモメにくいものです。その道のオタク同士で「聖地」を味わう旅って、最高ですよ(笑)。
初めての旅先では、義務的に「名所や名物を見ておかなければ」と考えがちですが、好きなことだけを優先してよいと思うんです。とことんワガママに徹した方が、きっと「楽しい」はずですから。あと、旅では時間が押してしまうことがよくありますが、見逃したものがあっても気にしないこと。無理して「あれもこれも」と欲張っても、結局、窮屈な旅になるだけですしね。

最後に、旅のスペシャリストとして、ビズスタ読者へのメッセージを。

旅先では、できるだけ現地の人と話すことをおすすめします。「人とのふれあい」に勝る感動はないですし、仕事のヒントも得られますよ。


関屋  淳子 氏

トラベルジャーナリスト、(株)旅恋代表。広告・編集プロダクションを経て1999年にフリーランス。情報誌や書籍で旅行記事を中心に執筆するとともに、テレビ・ラジオで旅のナビゲーター役を務める。著書に『和歌・歌枕で巡る日本の景勝地』(ピエ・ブックス)、『ニッポンの産業遺産』(エイ出版)ほか。温泉ソムリエ、温泉入浴指導員(厚生労働省認定)。


そしてもうひとつ、旅の価値をさらに引き上げてくれるのが、「JALカード」。4月号巻頭では、注目の機能を詳しく紹介!

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