2019年5月30日 PR
国内競売の最高落札額を記録したピカソ『泣く女』で注目を浴びる「アイアート」社の公開オークションに参加してみた。
何とも魅惑的な雰囲気の美術品オークション。最近はネットメディアなどでも落札価格が話題になることが多いが、そのひとつがこれ。昨年6月、「アイアート」が自社の10周年を記念するオークションに出品されたパブロ・ピカソ作の『泣く女』だ。まあ「億」は容易に予想できたが、競りは何と10億円にまで達し、国内オークション史上最高落札額を大幅に塗り替えることになった。
美術館の収蔵品クラスの「本物」を前に、独特の緊張感の中で進行する競り。その空気を経験したらヤミツキになるとはよく耳にするが、実のところはどうなのか。今回は、同社が「渋谷ヒカリエ」で開催したオークション会場をサイトスタッフが取材。実際に体験してみたので簡単にまとめてみよう。
一般的な公開オークションでは、まず全出品作品が展示される「下見会」が行われる。開催日の2〜3日前から実施され、作品の状態などを自分の目で確認するわけだ。中には、手で触れられる出品作もあるので、入札予定者は必ず来場すべき。オークション参加者に倣って「品定め」と洒落込んでみたが、作品たちが発するオーラは特筆モノ。美術館の展示とはまた異なり、作品を至近距離で堪能できる。素人目にもビンビンと伝わってきて、一種異様な熱量。筆舌に尽くし難いので、ぜひ会場で味わってみて欲しい。また、これらの貴重な出品作品は、事前に査定の元、厳選された品々が出品される。もちろん、査定結果が出品者の希望する価格と折り合わない場合は成立しない。展示されている作品は全て、出品者個々の思いが詰まった作品となるわけだ。
下見会風景
さて、次はオークション当日だが、事前に登録しておけば、会場への入場はスムーズ。意外に気軽に入れるのだが、何と出品数が400作品にも達することを知り、緊張感が走る。これだけの数の「本物」が1日で競りにかけられるのだから、進行は極めて効率的で円滑だ。クールに席に着いている参加者たちだが、お目当ての作品が登場すると、自然と前のめりになる。取材者であるスタッフも額と掌に汗をかくという、この臨場感。
一瞬にして数千万円が動き、すぐに累計で億を突破する取引が目の前で繰り広げられる…。オークショニア(競売人)が30万円で競りを開始した。50万、100万…会場からも声が上がり、みるみるうちに金額が上がっていく。最終的に2千万円でハンマーが叩かれた。他にも、スタート価格から10倍以上に跳ね上がる作品も多々あった。この結果は、出品者にとって、非常に喜ばしいことであろう。
オークション風景
主催のアイアート社は、昨年創立10周年を迎えた企業で、年に5回ほど公開オークションを開催。内外の美術作品からジュエリーまで多様な品を取り扱っているが、出品者、参加者の両者から信頼が厚く、貴重品多数。先のピカソ作品はその好例でもある。
今年も続々と公開オークションを開催予定で、スケジュールは下記の通り。
出品は随時募集しており、出品希望の作品に関する画像、情報(作家名・作品名・サイズ等)をわかる範囲で同社までお送りいただければ、無料で査定が受けられるとのこと。お手持ちの作品があれば、ぜひ依頼してみては。
【No.58】 開催日: 7月6日(土)
【秋季特別】 開催日: 9月28日(土)、出品締切: 7月29日(月)
【No.60】 開催日:11月30日(土)、出品締切:10月11日(金)
2020年3月19日~20日
グランドハイアット香港にて下見会を開催!
取扱ジャンル
● 現代美術 ● 古書画
● 浮世絵 ● 中国美術
● 日本絵画 ● ジュエリー
● 西洋絵画 ● 陶磁器 等
アイアート株式会社
東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル3F
0120-023-778
info@ise-art.co.jp
https://www.ise-art.co.jp/
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2025年04月25日 発行
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