医療機関でも導入。オゾンの除菌力を利用した空気清浄機『Kirala Air』

2022年2月4日 PR

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「第6波」到来、専門家に聞くオゾンの除菌力と活用法。

日本医療・環境オゾン学会副会長内藤博敬博士

長引くコロナ禍で対策徹底が求められる中、除菌機能を謳う家電製品が増えている。主役級の存在と目される空気清浄機では、集塵機能に加えて菌やウイルスを除去する物質を拡散するという思想の製品も登場。中でも注目度が高いのが、オゾンによる除菌機能を備えた空気清浄機だ。「高い除菌力を持つ」と耳にするオゾンだが、実際の製品ではどう活かしているのか。今回は、専門家にお話を伺った。

研究機関でも発表が相次ぐ「オゾンによる除菌」の有効性

｜感染症対策にオゾンが注目を集めていますが、それはどうしてでしょうか。

オゾンは非常に酸化力の強い物質なのですが、元が酸素でできています。我々は呼吸するのに酸素を使っていますが、オゾンはその酸素が少し形を変えただけなので、有機物を分解した後に速やかに酸素になるため、環境負荷が非常に低いというのが理由のひとつです。加えて、オゾンは酸化力によって分解するため、他の化学薬品と比べると耐性菌ができる可能性も非常に低いのです。

｜オゾンの酸化力や除菌・消臭効果について教えてください。

2つの酸素原子がくっついたものが酸素なのですが、オゾンは酸素にもう1つ酸素原子がくっついた不安定な構造をしています。この不安定な酸素原子1つが外れることで強い酸化力を示します。酸化するというのは、物が錆びるのをイメージしてもらうとよいのですが、臭いの元になるような物質や感染症の原因になるような微生物を分解する能力を持っています。

｜オゾン層のオゾンとは何か異なるのですか。

物質的には同じもので、酸素原子3つという構造も同じです。オゾン層のオゾンは、成層圏という上空で酸素が太陽光によって分解されてできたものになります。もちろん、海岸や森林など地上にも存在しています。たとえば、コピー機で印刷すると少し生臭いような臭いがすると思いますが、あれはオゾンが発生している臭いです。

自然界に存在するオゾン（O3）だが、酸素（O2）に電気を加えて発生させることもできる。構造的には非常に不安定なので、単純に考えれば酸素に戻ろうとしてひとつ飛び出す余分な酸素原子がウイルスや細菌を酸化分解する。残った酸素原子は基本的にO2に戻るため、毒素を残すことがない…なるほど、これなら確かに「安全な除菌・消臭法」と言えそうだ。ちなみに、Kirala Airでは集塵と並行して、製品内部で生成したオゾンを室内に放出する仕組みとなっている。

｜そのオゾンの強力な酸化力について、具体的な研究はされているのでしょうか。

はい。私だけでなく、様々な大学や研究機関でオゾンの微生物に対する効果が検証され、報告されています。オゾンの歴史は古く、過去を遡るとかなりのデータが蓄積されており、様々なシーンで活用されています。

｜具体的にはどのようなシーンで活用されていますか。

身近なところでは救急車やホテル内の除菌・消臭、カット野菜など食品の洗浄などが挙げられます。また、浄水場での浄水処理では古くから使われています。

｜オゾンの濃度基準や気を付けるべき点はありますか。

薬の服用と一緒で、あまり高い濃度で摂取すると人体に影響が出てしまいます。日本産業衛生学会では、労働者が1日8時間、その環境下で働いても問題ないとされる許容濃度を0.1ppmと定めています。ppmは百万分率という単位なので、0.1ということは1千万分の1ですね。非常に薄い濃度でも効果が高いオゾンですが、オゾンが働くにはどうしても水分が必要なので、必ず湿度を保った状態でオゾンを使って欲しいと思います。

｜コロナ禍が続きますが、安心して生活するために大切な点をお教えください。

こまめに換気することは非常に重要ですし、空気清浄機を利用してキレイな空気を保つのは大切なことです。ただ、空気清浄機は空気を吸い込んでフィルターで捕集するのが主な機能なので、机の上や椅子などに付着した菌やウイルスは除去されませんよね。その点、オゾンを使ってもらうとそれらへの対策にも有効になると思います。

｜『Kirala Air』は、そのオゾンの力を利用した空気清浄機です。導入数を急激に伸ばしていますが、先生はどうご覧になりますか。

従来の空気を吸うだけの空気清浄機と違い、オゾンを出すことで我々の身の回りをきれいにしてくれる、これからの時代に相応しい製品だと思います。家庭はもちろん、オフィスや店舗など人が集まる場所で、目の届かないところがあると思いますが、目に見えないものへの対策として、オゾンを拡散して空間に広げていく、オゾンを使うということが何か先進的な技術になってくれるといいなと思っています。

※Aria ProのHIモード（高濃度モード）を除く