
2023年5月2日 PR
1973年に始まった日本とASEAN=東南アジア諸国連合との友好協力が50周年を迎えた。アジア地域の平和と安定、発展と繁栄のための協力関係はもちろん、ビジネスパートナーとしても緊密な関係を築いていこうという理念は大きな成果を収め、今年はさまざまな記念事業が展開されている。
現在10か国から成るASEAN並びにその加盟国との経済及び人物交流の促進に貢献してきたのが日本アセアンセンターだ。各加盟国と日本との政府間協定に基づき1981年に設立された国際機関で、貿易・投資・観光の3分野における経済促進と、人物交流の促進を目的とする多種多様な事業を展開。各種セミナーやワークショップ、女性や若年層を対象とした人的交流プログラムなどを推進してきた日・ASEANの掛け橋的な存在だ。そして、この友好協力50周年を記念して、「ASEANへのやさしい旅50」と題した観光促進プロジェクトを展開している。


今年、同センターは興味深い調査結果を発表した。旅行への関心が高いZ世代及びミレニアル世代(15歳〜35歳)を対象に、持続可能な観光・旅行先としてのASEAN諸国に関する意識や関心を訊ねたところ、SDGsやサステナブルなスタイルを日常的に意識する層は約6割にのぼったものの、旅行する際にも意識していると回答したのは約3割に留まった。だが、「環境を保全しながら最適な形で活用する観光」「建築などの文化遺産、住民の生活や伝統的な価値観が尊重される観光」「地域に安定した収入や雇用をもたらし、公平な形で利益を得られる観光」というサステナブルツーリズム(持続可能な旅行)の取り組みには肯定的で、実に約8割もの回答者が好意的な反応を示したという。
こうした旅行者たちの意識の高まりを踏まえ、各国の政府観光局の協力のもとに同センターがASEAN旅行のレコメンドをまとめたWEBコンテンツが「ASEANへのやさしい旅50」だ。発展著しく活力に満ちたASEAN諸国では、世界中の観光客を惹きつける分、環境や土地の文化に配慮した取り組みも各国それぞれに進化を続けている。そこで、国ごとの異なる表情を見せる東南アジア10か国の持続可能な旅を、宿泊や食事など各カテゴリ別に分類。50周年にちなんだ「50のアイデア」としてまとめられているので、ここではその一部をご紹介しよう。


たとえば「知る・感じる」のカテゴリでは、インドネシアが誇る世界最大規模の石造遺跡ボロブドゥールがセレクトされている。1814年に発掘されるまで千年以上も密林の奥地で火山灰に埋もれ、今も多くの謎に包まれているミステリの宝庫だ。「食べる」では、カンボジアの伝統と革新、オーガニックなスタイルが融合したクメール料理が目を引く。「遊ぶ」ではマレーシアのオランウータン保護活動、「買う」ではタイ政府公認のオートップ製品の数々、「泊まる」はベトナム伝統家屋のエコロッジなどがリストアップされている。
すべてに簡潔な選出理由が添えられており、これを読むだけでもサステナブルツーリズムのポイントが理解できる有益なコンテンツ。久しぶりに海外旅行への意欲が戻る昨今、ASEAN諸国の魅力を学ぶにはまさにベストタイミングなので、まずはブックマークを。



今さら聞けない! 「ASEAN諸国」って?
念のため復習しておくと、ASEANとはAssociation of Southeast Asian Nationsの略称で、東南アジア地域の国々が加盟する地域共同体を指す。設立は1967年で、現在は下記の地図上にある10カ国が加盟。ちなみに、日本アセアンセンターの正式名称は「東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター」となる。

国際機関 日本アセアンセンター
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル 1階
TEL.03-5402-8002
https://www.asean.or.jp/ja/
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