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高橋一生、沖縄が舞台の連続ドラマW「1972 渚の螢火」に主演

高橋一生、沖縄が舞台の連続ドラマW「1972 渚の螢火」に主演

2025年9月25日 PR

教科書や情報誌では分からない沖縄の歴史、文化、
そして魅力にふれる秋

静謐な佇まいと高い演技力でファンを魅了する俳優の高橋一生さん。
10月19日より始まるWOWOWオリジナルドラマの「連続ドラマW 1972 渚の螢火」で主演を務める。物語の舞台は、本土復帰を目前に控えた1972年の沖縄。混迷する時代の中、現金を輸送中の銀行車両が何者かに襲われ、100万ドルが奪われる事件が発生する。事件の背後に潜む真相とは…。高橋さんは、捜査に当たる特別対策室の班長・真栄田太一を演じる。今回は同作品への想いと、舞台となる沖縄の魅力についてお話を伺った。

|主演のオファーがあった時の率直な印象は。

僕が生まれる少し前の時代の物語ということもあり、まず社会背景に興味を持ちました。沖縄の本土復帰の直前という時代性を詳しく掘り下げた作品にふれる機会があまりなかったので、1972年当時の沖縄に深く入り込んで自分が何を感じるのか、撮影前から楽しみにしていたんです。

|真栄田太一はどのような人物ですか。

主役ではありますが、感情の発露が少なくて、何を考えているのか分からない人物という印象を持たれると思います。物語が進んでも人物像は微妙に揺らぎ続けるのですが、その一方でアイデンティティは固まっていくんです
ね。そこが真栄田太一の面白いところだと思いますので、意識しながら演じました。

|本作の出演を通して、新たに得たものはありますか。

沖縄には1か月ほど滞在したのですが、やはり当時を記憶しておられる方々にお話をお聞きしたいと考えて、積極的に交流しました。自分事として向き合ってこられた方のお話は、全体を俯瞰する教科書や総覧する情報誌とはまた違う視点で、とても勉強になりました。いまは作品を咀嚼しているような感覚で、自分としてはきっと2〜3年後くらいに一定の結論に辿り着くのだろうと思っています。

|沖縄のイメージは変わりましたか。

個人的に何度も旅行に出かけているのですが、今回の作品で、沖縄文化への解像度が上がったように感じます。最終話までご覧になれば、現地をよくご存じの方でも僕と似た感覚を抱かれるのではないでしょうか。今年は戦後80年の年でもありますし、戦後史を見直す意味でもとても有意義な時間になると思います。

|以前から沖縄がお好きなようですが、どんな点に魅力を感じますか。

特に好きなのは、音楽を含めた「音」ですね。日本という島国の中の島国という感じで、独自の文化が根付いていることを実感する瞬間が多いんです。とても美しい場所で、いまは皆さん笑顔ですが、記憶の中に深く刻まれてきたものがあることを学べたことはとてもよかったと思います。

|現地での楽しみは。

何はともあれ、ソーキそばです(笑)。これは本当に大好物で、旅行に行くと毎回必ず立ち寄るお店もあるんですよ。

|では、放送・配信を楽しみにしている本誌読者にメッセージをお願いします。

僕のように旅を通じて沖縄の歴史や文化にふれた方は多いと思いますが、時代物のクライムサスペンスの舞台としてご覧になると、きっと新たな魅力に気付くドラマです。もちろん、エンタメ作品としての見どころに溢れていますので、どんなクライマックスを迎えるのか、ぜひ物語を楽しんでいただければと思います。

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連続ドラマW 1972 渚の螢火

10/19(日)放送・配信スタート
※第1話無料放送

毎週日曜午後10:00(全5話)

出演:高橋一生
青木崇高 城田優 沢村一樹 小林薫
原作:坂上泉『渚の螢火』(双葉文庫刊)
監督:平山秀幸 脚本:常盤司郎 倉田健次

>>番組詳細はこちらから 


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ネット申し込みは24時間受付中!

※月額視聴料2,300円(税込2,530円)です。
(月額視聴料の対象外となるサービスもございます)


高橋 一生 さん
1980年12月9日生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍。
舞台『天保十二年のシェイクスピア』(20)で第45回菊田一夫演劇賞、NODA・MAP『フェイクスピア』(21)で第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。近年の主な出演作に、ドラマ『ブラック・ジャック』(24)、『零日攻撃 ZERO DAY ATTACK』(25)、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)、『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(25)などがある。

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