2019年7月25日 PR
ブランド創設から四半世紀も過ぎれば、一般企業ならそれなりの業歴となる。だが、百年企業が珍しくない時計産業では、まだ「若手」の域。だが、歴史の長い業界では、時おり突然変異的な超新星が現れる。早くもリビングレジェンドの粋に達した『フランク ミュラー』は、まさにその代表格と言える。
ピカソやガウディらにも喩えられる独創的な文字盤は、一度見たら生涯忘れないインパクト。天衣無縫と言うしかない異様なほどの意匠性に反し、機構部分は巨星乱立のスイス高級ウォッチ界でも屈指の精度。ハイブランドの経営陣が半ば呆れ顔で拍手を贈るしかない稀代の天才時計師の仕事は、世界のセレブを魅了する。
前ページではペアウォッチについて言及したが、あからさまなペア感はくすぐったいが、統一感が薄すぎると意味がない…と考えるふたりに最適な芸術性。インテリアとして飾る画家を全室で合わせるような「粋」を味わえるのは、業界広しと言えどこのブランドだけだろう。ポップアート的な遊び心が満載なのでリラックスした休日に似合う印象だが、実はドレスアップ時にこそ本領を発揮するというマジカルな体験も愉しみだ。
トップの写真は、2000年にカタログに追加され、ブランドの代名詞で『トノウ カーベックス』と双璧をなす存在へと駆け上がった『ロングアイランド』コレクション。1920年代のミラノに端を発する古典復興のノヴェチェントスタイルにより現代的なアールデコのエスプリを加えた独特のテイストが特徴の名品だ。文字盤を埋め尽くしながらも美観を保つビザン数字は、真骨頂にしてトレードマーク。手首の曲線にフィットする独自形状のケースなど、高級機械式腕時計ならではの愉しみも満喫できる。
今回は男女で1本ずつを選りすぐったが、問題は予算。ペアということは、ジュエリーウォッチを2本買うことを意味するので、新品では負担が大きい。そもそもメンズ側は限定モデルなので、今から入手するのは厳しいのだが、裏技がある。中古なら、1本分程度の予算で2本を購入できるのだ。
フランク ミュラーは、PAW(プレミアム・アプルーブド・ウォッチ)と呼ばれる中古時計の正規認定サービスを展開。日本国内では、総輸入代理店を務めるワールド通商が運営する銀座の『ウォッチランド ギャラリー』で手に入れられる。仕入れ&販売や修理受付用の店舗だけでなく、何と銀座の一等地に300㎡を超える大規模な工房まで構えている。世界的な時計技術試験「C.M.W.」の合格者が3人も在籍するなど本国・スイスと同等の技術水準を誇り、機構部と外装ともにフルメンテナンスが可能というから凄い。洗浄からオーバーホール、ランニングまで、必要に応じて数十項目の調整や修理が行われるのだが、新品同然の状態にまで磨き上げたり、逆に敢えて経年変化を味わうための整備が行われたり、状態次第で方針が変わるのがポイント。技術者自身が愉しむようなマニアックな視点がファンを喜ばせている。
限定品や販売終了品が多い腕時計は、もともと中古が新品に負けない人気を誇る世界。国内正規輸入品に限定した中古品は、製品保証に加え、付属品などが純正ボックスに収められた形で引き渡されるシズルも健在だ。「身元」も品質も確かな中古品が並ぶ様子は、まるで時空を超えたショールームのよう。言葉を失う空間なので、ぜひ銀座で体験を。
フランク ミュラー ウォッチランド ギャラリー東京
東京都中央区銀座5-11-14 ホスコ東京ビルB1
TEL:03-6226-3210
営業時間:12:00~19:00 月曜休日(祝祭日の場合は営業)
E-mail:info@watchland-gallery.jp
https://watchland-gallery.jp/
運営会社:フランク ミュラー 日本輸入総代理店 ワールド通商株式会社
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2025年04月25日 発行
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