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難関大専門塾の塾長が語る 現代の「九大合格」2つの秘訣

難関大専門塾の塾長が語る 現代の「九大合格」2つの秘訣

2021年11月25日 PR

大学入試は変化を続けている。センター試験が廃止され、共通テストがスタート。
来年度の高1からは教科の改訂も行われる。現代の「九大合格」の秘訣を人気塾の塾長が語る。

センター試験が廃止され、大学入学共通テストがスタートした。大学入試の変化とともに、入試対策も変化している。九州の最難関大学である『九州大学』。学年30人の小規模塾であるにも関わらず、毎年九大合格者を輩出する塾がある。そんな人気塾の塾長が、九大合格の秘訣を語る。

九大の受験でより多くの教科が必要に

共通テストと二次試験
九大に合格するためには「大学入学共通テスト」と「二次試験」の2つを受験する。大学入学共通テストは、共通一次試験やセンター試験が変化したもので、全大学で同じマーク式の試験だ。一方で、二次試験は九大独自の記述式の試験である。

共通テストの変化
まず、大きく変わった共通テストでは、「範囲」と「文章量」が大幅に増えている。ゆとり教育の終了と同時に、センター試験の間も、範囲の拡大が行われていた。加えて、暗記教育からの脱却を目指すために、文章量が倍以上に増加した。国語・英語だけでなく、数学も倍以上のページ数になってしまった。現在の共通テストは、範囲が広く、文章量が多いテストに変化した。これにより、10年前に比べ、段違いの読解スピードが要求されるようになった。

来年度の高1は「情報」が追加
正式決定が見送られているが、ほぼ確実に「情報」が九大受験で必要となる。現在の教科を減らす予定はないので、教科数が増える。この「教科数」は九大受験において大切な要素となっていることに注意したい。

[秘訣1]高2が終わるまでに基礎的な国数英をクリアする

教科数が多すぎて直前は焦る
九大などの難関大は、「教科数が多い」ことが特徴だ。情報を加えれば8科目。私立大学の3教科受験と比べれば、3倍近い教科数が必須となる。よって、いかに先回りできる教科を終わらせておくことが、九大合格のカギを握る。浪人での受験が多いのも、受験直前に全教科に手が回らず「もう少し時間が欲しい」という意識からきているだろう。

高3の夏まで終わらない理社
一般的な高校の場合、理科と社会の全範囲が終わるのは、高3の10月である。受験直前には、理科と社会の演習が大量に待っている。受験直前の追い込みで、理科と社会にどれくらいの時間が割けるのかが九大合格の鍵を握る。

高2で終わらせたい国数英
九大に合格したいならば、高2が終わるまでの間に、主要教科である国語・数学・英語の基礎的な部分は終わらせておきたい。基本的な読解力・公式・単語を身につけ、高2の間に共通テストの過去問を解く。制限時間を気にせず解いたときに8割を目指す。これにより高3で行う別の対策の時間を捻出する。

高3で国数英の「速度」を上げる
 次に、高3では制限時間をつけて問題を解く練習を行う。共通テストでは、文章量が多いため想像以上に時間がかかる。早く解くための訓練が必須だ。「時間が足りなかった、時間があればできた」はただの言い訳である。本番の制限時間で8割が取れるようになれば、九大の合格圏内となる。

[秘訣2]難問に立ち向かう「考える力」を養う
九大合格に必要な環境を整えよう

習っていないことが出る入試
九大などの難関大学の入試にはもう一つの特徴がある。「習っていないことが出題される」こと。より正確にいうと、習ったことを元に新しいことを考えさせる出題が多い。必要な知識が問題文中に与えられていて、それを読み、学習し、問題を解くというサイクルをテスト中に一人で行わなければならない。普段から自分で勉強し、考える能力を鍛える必要がある。知識があるのは前提とし、「考える力」が必要になる。

高3で難問に取り組む
高2で基礎が終わった国数英に関して、速度と同時に「難問を考える」練習をしたい。問題文を深く分析し、試行錯誤をする。ここでは、専門の講師や仲間とディスカッションをすることが有効だ。過去問だけすれば東大に受かった、という東大生がいるが、こういった能力が自然に備わっていたのだろう。

九大合格に必要な環境を整えよう

最後に、これまでの秘訣を実践する上で大切な2つの「環境」に触れておきたい。 1つ目は、自習環境だ。学校ができることは限られている。自分で進める際に勉強ができる環境を用意したい。自宅、塾、図書館など、固定した場所を用意し、気持ちを切り替えながら取り組むとよい。
2つ目は、ディスカッションできる仲間と講師だ。映像授業の大手塾でも、東大・京大などの難関大は直接講師が指導・添削する。考えを共有することは、難関大受験にとって必要だと大手塾でも認めている。レベルの合う仲間と講師を探しておこう。
人は環境で左右される。思春期の高校生なら尚更だ。最大限の努力が必要な九大受験だからこそ、「環境」は欠かせない。最適な環境を見つけることが、保護者にできる協力の一つではないだろうか。

[今回の講師]
難関大専門塾 桜学ゼミ 塾長
後藤 僚祐氏
大分県別府市出身。高校までは、ピアノと数学・理科を得意としていたが、国立大学に合格するも進学せず航空管制技術官となる。しかし、より多くを学ぶべく九州大学に入学。文系へ転向し経済学・経営・教育学を学び、在学中に桜学ゼミを創業。自ら指導を行い、小規模塾ながら、九大合格者を毎年輩出している。


難関大専門塾『桜学ゼミ』
[TEL]092-688-6499
[住所]福岡市東区香椎駅前2-9-2-7F
[HP]https://www.ohgaku.com/

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