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明治四十四年創業、百十年の時を超えて今なお愛される名宿。 新たな温泉地 伊豆・三津浜温泉『松濤館』の魅力

明治四十四年創業、百十年の時を超えて今なお愛される名宿。 新たな温泉地 伊豆・三津浜温泉『松濤館』の魅力

2023年10月13日 PR

新たな温泉地として、新たな進化を。伊豆・ 三津浜温泉の名宿『松濤館』が目指す「感動」とは。
静岡県でも有数の観光地として全国的な知名度を持つ「伊豆」。

中でも、伊豆半島の西側、付け根付近に位置する三津浜みとはま)は、古くから西伊豆の玄関口として
発展して来た。

駿河湾越しに眺める富士山の眺めは絶景で、多くの著名作家たちに愛されてきた。

この恵まれた立地に構える『松濤館』は、明治四十四年(1911年)創業の歴史豊かな老舗宿。
伊豆及び温泉ファンの間では「なかなか予約が取れない宿」としても知られる。

観光の激戦区で大正・昭和・平成を駆け抜け、この令和の世でも旅行雑誌やレビューサイトなどで総じて高評価を獲得し続ける理由とは。

今回は、営業支配人を務める我妻英俊氏を訪ね、顧客満足度の高い宿の舞台裏について話をうかがった。

|松濤館は、三津浜を代表する宿として深い歴史を積み重ねてこられました。「海と富士、絶景の美食宿」
というフレーズは、旅行好きの間でも浸透しているとか。

おかげさまで、当宿のお部屋からの富士の眺めは、古くから「天下の絶景」としてご評価をいただいてきました。
また、青い海や緑豊かな淡島も含めた広がりと奥行きのある景色を愛でるお客様が多い点は、昔も今も変わりません。中には数か月にもわたり逗留された方もおられますしかつては洋画家の梅原龍三郎や版画家の川瀬巴水などの
名画にもこの眺めが多く描かれております。

|文豪や名士が好んで定宿としてきた一方で、伝統的に家族連れも多いとうかがいました。いわゆる高級旅館のひとつに数えられる宿であることを考えると、子どもたちの姿も目立つのは珍しいのでは。

確かに珍しいかもしれません。
これまで、私どもは一貫して親子三代でご利用いただける上質な旅館であることを目指して参りました。
憩いの場を提供するのが旅館なら、お年寄りとお孫さんがご一緒に寛げる場をご提供することは当然のことですので、乳幼児をお連れでも気兼ねなくお泊まりいただけます。幼い頃に宿泊されたお子様が立派な大人へと成長された時、温かい想い出を胸にまたお越しいただける存在となることが、私どもが描く「理想の宿」の姿です。

|現在はWEBのレビューを参考にする時代ですが、もとより口コミで評判が広がったわけですよね。

そうですね。ご予約いただく際ご家族やご友人からのご紹介とお伝えくださるお客様はとても多いです。
旅全体の質を左右する宿泊施設は、本当に「よかった」と実感しない限りは大切な人に勧めないと思いますので、皆様がそうお感じであるならとても光栄に思います。

|接客やもてなしの面で心がけていることはありますか。

お客様からのお気持ちにできる限りお応えし心からご満足いただけるサービスを
提供することがおもてなしの本ですので、仮に対応困難なことがあっても軽々に
「無理」とお答えすることなく可能な限りご希望に近づけるように代案を
提案させていただくよう心がけています。

|その時々でベストな方策を考えるわけですね。

ご要望への対応だけでなく私どもで考えてサプライズをご用意させていただくこともございます。
たとえば、ご宿泊当日のお客様との会話の中で今日は夫婦の記念日なんですよ」
というお話をうかがった時は夕食の時にお赤飯を用意したり
ちょっとしたプレゼントを用意したりそうした臨機応変なおもてなしを
大切にしております。

|宿泊客の気持ちを第一に考えると、自ずと「すべきこと」が見えてくる、ということですね。

仰る通りです。
ご宿泊いただいた翌朝などは、よく「館内が清潔で居心地がよかった」と
お褒めの言葉をいただきます。
これはもちろん清掃を徹底しているからですが、本来は特筆に値することではなく、ごく当然の業務でなければなりません。
細かい仕事を軽視せずまた特別なこととも考えず、当たり前のことを日々堅実に、確実に行うことこそがお客様への礼儀であり、おもてなしの原点だと考えております。

|どのレビューサイトを見ても評価が高いのは、宿泊客がそうした姿勢を見ているからでしょうか。

高い評価をいただけるのは本当にありがたく感謝しておりますが、私どもとしては「これで満足」と思ったことはありません。今もまだ改善点は多いものと考えております。

|長い歴史の中でこれだけの実績を有していても、慢心しないということですね。

現状に満足すると、そこで止まってしまいますから。このくらいで十分かな」
という気持ちに流れると、お客様は必ず見抜かれると思いますので、
常に「当宿のサービスは、いただいたご評価に値するものなのか」と
自問しながら、自分たちの行動を点検しております。

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|松濤館と言えば、料理でも有名ですよね。

地場と旬の素材にこだわり、丹精込めてお作りしております。
メニューが毎月変わりますので、それを楽しみに再訪してくださるリピーターの方々も多いんですよ駿河湾で揚がった新鮮な海産物を中心とした月替わりの和風創作料理は宿の目玉のひとつで、
伊豆の食材はもちろん箱根連山の西南に広がる高原で栽培される箱根西麓三島野菜をはじめ
地鶏と旬の素材にこだわりがあります。
金目鯛やあんこう、和牛など、季節で変わる夕食の鍋も名物のひとつとなっています。


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|2019年のリニューアルが話題を集めましたが、今年も予定があるそうですね。

当宿では先ごろ掘削を実施し、温泉湧出に成功しました。まさしく「この場所の自家源泉」ということで、今までの温泉と、今回湧出した温泉をブレンドして近く混合泉としてお楽しみいただけるようになる予定です。

|旅館が自ら温泉を掘るというのはすごいですね。他にも何か新しい展開はございますか。

当宿はリピーターのお客様がとても多いので、ご再訪いただいた際にさらに新鮮な感動をお届けできるよう、今年新たな施設として画廊談話室「悠」を
オープンいたしました。
館内にもいろいろな絵画がございますが、「悠」にはまだご覧いただいたことのない作品や、
日本画の巨匠の名画などを展示し、独特の雰囲気を醸し出す空間を演出しております。
ぜひお寛ぎの時間にご鑑賞いただき、語らいの場としてご利用ください。

富士の絶景と駿河湾の美味を、心ゆくまで。

上記で営業支配人の我妻英俊氏が触れていた通り、『松濤館』は2019年に3タイプ9室の客室のリニューアルを敢行している。直後にあのコロナ禍に見舞われたが、皮肉なことに、「三密回避」の行動が強く求められる中で、同宿のホスピタリティが改めて評価を集めることとなった。ほかの宿泊客と文字通り「非接触」で過ごせる半露天風呂付き客室は独立性が高く、安全に、快適に滞在できる証ともなったからだ。

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意識しなくても富士が目に入る正真正銘の「絶景の宿」

伊豆半島の付け根の西側三津浜の海にせり出すように建つ松濤館は、最寄り駅の伊豆箱根鉄道「伊豆長岡」駅から車で約15分の好立地。西伊豆と聞くと少し距離があるように感じるかもしれないが、実は東京ICから車で約100分とアクセス良好。これなら、週末に気軽に出かけることもできるだろう。

宿に着き、部屋に荷物を置くと、そのまま窓辺に吸い寄せられる。すべての客室、そして館内のそこかしこから見える富士山の姿は、まさに「絶景の宿」の名に違わぬ眺望。駿河湾の島の向こうに富士が浮かぶ風景は一幅の絵のようで、日が暮れると赤く染まる夕焼け、日没後は遙か遠くに灯る漁火…と、時間帯で異なる情緒に満ちた風景を満喫できる。

客室はバリエーションも豊富。たとえば新客室である半露天風呂付き特別室「月」は、角部屋を活かした一大パノラマ仕様。専用の半露天風呂で寛ぎ、独立したベッドルームで至福のひと時を過ごすことができる。半露天風呂付きの客室ではプライベート空間の開放感を存分に味わうことができるが、ふたつの展望大浴場も見逃すわけにはいかない。それぞれ檜風呂と岩風呂の露天風呂を備えており、こちらも海望を存分に堪能しながら湯浴みが可能。さらには貸切風呂でも個性的な景観が待っている。

温泉を満喫したら、11室から成る数寄屋風造りの個室料亭街「京小路」へ。有名画家の作品が飾られている廊下を奥へ進むと、完全個室の料亭が並んでいる。他の宿泊者との接触を気にすることも無く、自身の客室と同じように寛いだ雰囲気の中で食事ができる。

さて、ここまでいくつかの写真を掲載しているが、その多くに富士山が写り込んでいることにお気付きだろうか。特に意識していなくても海と富士が視界に入っているという「絶景の宿」ぶりは、実際に現地で体感すると感動を覚える。また、この秋以降は、我妻氏が触れていた独自掘削の温泉の併用も始まる予定。至極の時間の体感に、ぜひ訪ねてみたい。

伊豆・三津浜温泉 松濤館(しょうとうかん)

>>HPはこちら

 


■宿泊予約・お問い合わせは
TEL:055-943-2311
伊豆・三津浜温泉 松濤館
静岡県沼津市内浦三津7
チェックイン/14:30  チェックアウト/10:30
1泊2食付き2名1室の1名料金(税サ込・入湯税別)
30,800円~(特別室48,400円~)

 

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