
2025年11月28日
12年という長期に渡って愛されてきた「緊急取調室」が、とうとう劇場版でフィナーレを迎える。可視化設備の整った特別取調室という「密室の戦場」で、専門チームが被疑者と緊迫した心理戦を繰り広げる同シリーズ。劇場版で現れる史上最強の敵は、内閣総理大臣だ。
超大型台風が連続発生する非常事態の中、総理大臣襲撃事件が起こり、犯人は「総理大臣を取調室に連れてこい!」と無茶な要求を繰り返す。そして浮かび上がる、総理のある疑惑――。大ヒットドラマの最後を飾るにふさわしい壮大なスケールとなった劇場版に対する思いを、主演の天海祐希さんに伺った。
―「緊急取調室」というドラマの面白さ、魅力についてお聞かせください。
犯人逮捕までではなく、捕まってからの話という点で、普通の刑事ドラマとは一風違う面白さがあるのではないでしょうか。被疑者への気持ち、被害者への思いなど、刑事に対してもいろいろな苦悩、複雑な胸の内と戦いながら、それでも正義を貫いていく。そんな姿もお楽しみいただけると思います。
―劇場版ではこれまでのドラマシリーズのキャストも集結していますね。
最後ですからね。でも単純に「オールスター集合」というわけではなく、必然性があって登場する。本当にうまくストーリーに組み込まれていますし、シーズン1からずっと見続けてくださった方はもちろん、映画で初めて「緊急取調室」に触れる方も、どなたにも楽しんでいただける内容だと思います。そして映画を観て「緊急取調室」を面白いと感じていただいたことで、またいろいろな発見をしていただけるのではないでしょうか。
―最後ということで特別な思いはありましたか?
最後だから特別というわけではなく、いつも通り一生懸命やる、という思いですね。「100%を出し切ったつもりでも、何年か後に見ると『もうちょっとできたんじゃないか』と省みることができるよう成長していたくてはいけないと考えています。ただ、今やったと言えるよう、どの作品も全力を出し切ることが大事だと思っています。また「緊急取調室」を続けてこられたのは、応援してくださった皆さん、スタッフの皆さん、ゲストで出てくださった皆さんのおかげであり、その熱量や期待を背負っている以上、適当なことはできないという責任感もありました。
―最後にドラマのファンの方、映画を楽しみにされている方に向けて、メッセージをお願いします。
12年間応援していただいた方、いずれかのシーズンから興味持っていただいた方、最後の映画作品に興味を持ってくださった方、皆さんの応援に応えられるよう、皆で丁寧に、一生懸命に作品を作ったつもりです。また役者人生で12年間、一つの役に携われるというのはなかなかないことなので、振り返った時に私自身にとっても、とても貴重な作品になると思います。ぜひ、最後の戦いを映画館で目撃し、最後までキントリチームを応援していただけたらうれしいです。


俳優 天海祐希 さん
東京都出身。1987年宝塚歌劇団に入団。退団以降もドラマ・映画・舞台・CM等幅広く出演。近年の主な出演作は、『映画』『老後の資金がありません!』(21)、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(24)、『てっぺんの向こうにあなたがいる』(25)、【ドラマ】『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明』(23・KTV)、『Believe-君にかける橋-』(24・EX)など。「緊急取調室 第5シーズン」は現在放送中(EX)
五感のすべてを使って味わう、秋保温泉の名宿。22262pv
大正ロマンの薫りに満ちた古湯の街の定番宿22035pv
上に延ばし、横に広げられるので、入居者アピールも十分。 大和ハウス工業の重量鉄骨「skye」にみる、賃貸併用住宅の可能性。14903pv
変化の多い時代だからこそ 小学生から東京品質の学習を13808pv
オーディオ&シアターで、大人の豊かな冬ごもり。13103pv
2025年11月28日 発行
最近見た記事