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がん治療に光明をもたらす「陽子線による切らない治療」治療後における患者の「QOL」向上も目指すトータルな診療が幸せを招く

がん治療に光明をもたらす「陽子線による切らない治療」治療後における患者の「QOL」向上も目指すトータルな診療が幸せを招く

2025年9月25日 PR

【写真上】がん治療の限界を打開する方策を考慮。2008年に私立では国内初となる陽子線治療を導入し、国内に同治療を普及させた功績を有する『一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 南東北がん陽子線治療センター』。

 

国内で唯一!
5種類の放射線で保険治療を実施

福島県郡山市の「一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院」をはじめ、病院、診療所などを1都1府4県で展開する医療・福祉の総合企業体「南東北グループ」。全体で約8500名の職員が在籍。最高の医療・福祉サービスを提供し厚い信頼を得ている。とりわけ、がん治療の最後の砦として注目を集めているのが「一般財団法人 脳神経疾患研究所附属 南東北がん陽子線治療センター」だ。

がんの場合、手術、化学療法(抗がん剤)、放射線が三大治療とされ、とくに放射線治療は臓器の機能を温存し切らずに治せるメリットがある。同センターでは放射線治療の1種である陽子線をがんの病巣に1㎜単位のピンポイントで照射。肺など動く臓器には呼吸同期照射でタイミングを合わせ、がん細胞を死滅させる。1回の治療時間は15分ほど。うち約10分は照射位置調整で、照射時間は約5分。早期の前立腺がんの場合、照射自体は数十秒で終わる。照射には体格や年齢を問わず、痛みもない。「国内のがん治療は手術が主ですが、アメリカの場合、6割以上が放射線治療です。がん治療は手術だけではありません。1人の医師の言葉を鵜呑みにせずセカンドオピニオンを大切にしてください」と同センターをはじめ、首都圏や大阪でも陽子線治療、フォローアップに務めている村上昌雄センター長は語る。

陽子線治療センターは現在、全国に19ヶ所あるが、多くは前立腺がんを主に治療し、中には治療の9割近くを占める施設もある。対して、同センターは前立腺だけでなく、頭頸部、肝・胆、すい臓、肺、食道など幅広い部位のがんに対する治療を実践。身体のさまざまな部位に色々な大きさの腫瘍ができても、6種類ある放射線のうち、陽子線を中心に5種類を駆使し、各部位に相応しい放射線の種類を使い分けている。また、2024年6月からは肺がん(手術による根治的な治療法が困難である1〜ⅡA期に限る)が対象になるなど、公的保険適用の範囲が拡大しており、国内で唯一、5種類の放射線を使い、保険治療を行っている同センターには、テレビや映画などで活躍する有名俳優などを含め、国内外から毎年約600人が来院。2025年7月末現在で8270件の治療実績を誇る。

後遺症の心配も解消
PET検査で早期対応を

総合病院に隣接する同センターでは外科や内科とコラボレーションし頭頸部がんや膀胱がんには「動注化学療法併用陽子線治療」を施行。がん組織に栄養を送る動脈から、腫瘍に直接抗がん剤を流しがんを縮小・消失。静脈から流す通常の抗がん剤と比べ、高濃度の抗がん剤を投与できるため、高い治療効果が得られる。従来の抗がん剤治療の場合、次の投与まで3週間の間隔が必要だが、「動注化学療法」は毎週1回できるので治療期間の短縮も可能。すい臓や腹部・骨盤領域のがんには、生体吸収性のスペーサーを入れるスペーサー療法を併用。これまで治療が困難だったがんや放射線を十分に当てることができなかったがんへの治療もできる。

また、前立腺がんの手術の場合、膀胱の下についている前立腺を全て摘出。尿道を膀胱に直結することで、術後、5割程度の患者に尿漏れが現れるほか、勃起機能を司る神経を切るケースが多いため、射精できない、勃起しないなど、性機能が低下してしまう。対して、陽子線治療では臓器の機能が残るので、これら後遺症の心配もいらない。

陽子線治療を希望する際には、まず主治医に相談。「陽子線治療を受けたい」「セカンドオピニオンを聞きたい」旨を話し、紹介状を書いてもらい、「南東北がん陽子線治療センター」に予約して来院。保険適用などは実際に対面での相談になる。その後、医師と物理士で治療計画を練り治療を開始。計画と経過を観察しながら治療を進めていく。「QOL(生活の質)の向上も目指しています」(村上センター長)という同センターでは、今後、日本初となる陽子線治療における第三世代の機器を導入。より安全で有効な治療が期待される。また、「南東北グループ」の一翼を担う「社会医療法人 将道会 総合南東北病院」(宮城県岩沼市)では、がん検診の要である「PET検査」を実施。早期発見、早期治療できるよう早めの対応を心がけたい。

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村上昌雄センター長

【ビズスタ イベント情報】

一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 南東北がん陽子線治療センター 東京公演会
■2025年10月25日(土) 14:00~15:00(13:30開場)
講師:村上昌雄、寺西寧
場所:日本橋ホール(東京都中央区日本橋2丁目5番1号日本橋高島屋三井ビルディング9階)
申込は下記の二次元コードから。

南東北_講演会申込QR

一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 南東北がん陽子線治療センター
TEL: 024-934-3888 TEL: 024-934-3888 http://www.southerntohoku-proton.com

住所/福島県郡山市八山田7-172
営業/8:30~17:00(完全予約制)
定休/日曜、祝日、年末年始

社会医療法人 将道会 総合南東北病院
TEL: 0223-23-3151(代表) TEL: 0223-23-3151(代表) http://www.minamitohoku.jp/

住所/宮城県岩沼市里の杜1-2-5
外来診療時間/月・水・金曜9:00~12:00、14:00~17:00、
火・木・土曜8:30~12:00、14:00~17:00
定休/日曜、祝祭日

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