働く男のライフスタイル情報誌「Biz Life Style(ビズスタ)」

年を経た味も使い心地も、丁寧な修復で蘇る。

2021年5月27日 PR

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不具合を見逃さず徹底的に修復
快適に使えるアンティーク家具

インテリアに一点取り入れるだけで、空間を雰囲気たっぷりに演出してくれるアンティーク家具。新しい家具には真似できないその風格は、一体どこから生まれるのか。それは例えば、長年使いこまれた木の風合い。

上質な素材で作られたアンティーク家具は、年を経るほどに表情が増す。作り手が想いをこめて制作し、使い手が愛情を持って手入れしてきたことがわかる風合いが、我々の心を惹きつけるのだ。また現代では見られない、凝った意匠も魅力の一つだろう。

だがいざ実際に購入するとなると、古いが故のちょっとしたガタつきや、汚れが気になってしまうのも事実。味わいはそのままに、清潔で機能的にも申し分ないアンティーク家具が欲しい。そんな夢のような希望を叶えてくれる店が、神戸市東灘区に店を構える「神戸家具」だ。

同店で扱うのは1880〜1940年代のイギリスのアンティーク家具がほとんどで、その特徴は、アメリカやフランスのものと違って造りが小ぶりで、日本人の住まい方や好みに合うこと。

そしてここからが同店のすごさなのだが、買いつけた家具を自社工場でレストアする際、ダメージのある箇所は部品にばらし、劣化した接着剤をはがして新しい接着剤を入れ直し、もう一度組み立ててしっかり締め直す。

このため、その家具本来の風合いを保ちながらも非常にしっかりした仕上がりになっている。また割れや反りが出る恐れがあるため敬遠されがちな洗浄だが、ホコリなどの汚れや染みついた生活臭までも取り除くため、大きなリスクを承知の上で実行する。

こうして白木に近い状態まできれいにされた家具は、自然塗料でもう一度塗装。経年変化の味を再現しながら丁寧に仕上げられる。

だがどうしても、既存のアンティーク家具では自分の好みと用途にぴったり合うものが見つからない、ということもあるだろう。そんな時はアンティーク風のオリジナル家具が選べたり、オーダー家具も発注できるのが同社の魅力。

1964年創業の神戸家具は、実はオーダー家具づくりから始まっているのだ。アンティーク家具のレストアの質の高さも、家具をイチから作り上げる技術を持つベテランの職人が行うからこそ。そして家具づくりの技術とアンティーク家具の知識、両方が結実して生まれたのが同店のオリジナル家具だ。

使いこまれたような味わい深い表情と、本物のアンティーク家具を扱っているからこそのこだわり抜いたデザイン。アンティーク家具もオリジナル家具も、その完成度の高さは間近で実物を見て味わってほしい。

興味のある方はぜひ一度来店を。

 

修復の工程

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左上：分解・取外し…隅々まで洗浄するため金物の取外しや、木部の分解を行います。
右上：洗浄…長年の汚れやカビを専用の中性洗剤で洗います。
左下：剥離…アンティークの味わいを残しながら、剥離剤を使って不適切な塗装や科学塗料などを取除きます。
右下：木工作業…不足部品の製作や、不良部分の修復、接合部の締直し、レベル調整などを行い、本来のオリジナルに近い形に戻します。

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左上：下地調整…塗装の色目、木目などの仕上がりを良くするために下地の調整を行います。
右上：塗装…植物油をベースにした含浸性の塗料を家具に合わせてブレンドし重ね塗りします。
左下：全体を組立て、オリジナルを基本に使い勝手の良い金物などを取り付けします。
右下：座面張替…オリジナルの木枠のみを残し、中綿、ウェビングテープ、場合によってはスプリングを取替え、アンティークの木と共に味わい深さを増すように、特別に染めたセミアニリン染めの牛革で張替えを行います。

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2025年03月28日 発行

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