2016年11月24日 PR
親が亡くなったら遺産をどうすればいいのか。今から考えても、と先延ばしにしがちな問題だ。しかし、遺産相続にまつわる紛争は、年々増加しているという。「その背景には、兄弟間の役割の変化があります」と相続問題に詳しい「まこと法律事務所」の北村弁護士は語る。以前は、長男が家を継いで両親の面倒を見る代わりに、一番大きな財産を受け継ぐのが当たり前だった。ところが最近では、長男は家を出てマンションで暮らし、長女が独身で実家住まいをしていたりする。しかも実家に住んでいるからといって親の面倒を見ているとは限らず、逆に住居費や食費などを親に頼っているケースも。そうなると、実家にいただけで財産分与が多いのは、他の兄弟には納得できないだろう。
「こうした争いを防ごうと、父親が亡くなったとき、ひとまず母親が財産を受け継ぐケースもあります。妻には相続税がほとんどかかりませんし。でも、母親が亡くなった後に改めて分割しようとすると、仲介役の母親もおらず、高い相続税もかかるため、さらにもめてしまうのです」と北村弁護士。「相続対策は、どれだけ早く始めるかが一番重要です。ご両親が病気になってからでは口に出すことすら難しくなりますし、税金対策の選択肢も狭まります」。つまり、両親が元気なとき、家族が円満な状態で話し合うことが大切なのだ。対策についてはまず、弁護士に相談しよう。相続問題では税金、保険、不動産の知識などが必要になるが、「まこと法律事務所」は相続問題の取り扱いが多いため、こうした知識とノウハウが豊富。さまざまなケースをスムーズな解決に導く。
相続問題で一番負担がかかるのは、受け継ぐ子供本人。両親に相続問題の話を切り出せるのも、子供たちだけだ。年末年始は兄弟も集まるよい機会。家族でゆっくり話し合ってみてはいかがだろう。
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2025年05月30日 発行
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