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現実と虚構が交差する ファンタジック・ミステリー。

現実と虚構が交差する ファンタジック・ミステリー。

2021年11月25日 PR

大人計画の作家・演出家として数々のオリジナル作・演出作品を生み出してきた松尾スズキさんが、人気の脚本家・藤本有紀さんと舞台で初のタッグを組む。

本格ミステリーを書く羽目になった鳴かず飛ばずの小説家・てまり(役:松たか子)の周りで、現実と物語の世界が錯綜する『パ・ラパパンパン』。「クリスマスキャロル」も登場し12月にふさわしい内容となったこの舞台について、松尾さん・松たか子さんにお話を伺った。

 

―作品の見どころは?

松尾:小説家が作った物語の世界と、小説家のいる現実世界。両方でミステリーが起きる。小説家は夢の中で物語の世界に入り込んでミステリーを解くという二重構造の斬新な推理作品です。きっととても楽しい舞台になると思います。

松:主人公のてまりという小説家が頭の中で考えた人物が多く登場する、大変だけど自由な舞台ですね。きちんとやるところはやりつつも、遊びや楽しみの詰まった舞台になると思います。

 

―松尾さんが藤本さんに脚本をご依頼したきっかけは?

松尾:テレビで仕事をさせていただいた時、着想の自由さやセリフの面白さに感動し、ぜひ新作を書いてほしいと。私自身は書けたことがないミステリー、しかもエンターテインメントでコメディな作品を。とお願いしました。できあがったものを読んだら、現実と物語の世界の登場人物が行きつ乱れつという、ドラマ作品で脚本を手がけているかたが書いたとは思えない演劇的な自由さに驚きました。

 

―主人公の魅力についてお聞かせください。

松:てまりは自分の身の丈と向き合いながら生きてきた人。このミステリーのお話は、彼女の容量を上回った想像力で作ったのかもしれないけれど、クリスマスの魔法で奇跡のような広がりを見せる。どんな人にもそんなささやかな奇跡は起こる。という物語でしょうか?

松尾:てまりは「書け、書け」と言われたり、「書くな、書くな」と言われたり、がんじがらめの中で物語の世界に入り込んでいく。それは脚本家の藤本さんが普段感じている思いなんだろうし、私も感情移入する部分がある。だから「がんばれ、てまり」と思いながらやっています。

 

―松さんはドラマのユーモラスな演技も好評でしたが、コメディを演じるコツは?

松:私自身は面白いことを面白く話せないので、松尾さんや共演者の皆さんにひき出してもらっています。面白くやろうと思わず、とりあえず一生懸命しゃべったり動く(笑)。

松尾:ご謙遜されていらっしゃいますが、松さんは動きが面白い(笑)。笑いは無駄な動きが入ると間が崩れるんですが、松さんは止まるところは止まる、動くところは動く絶妙な間を表現できる方ですね。

 

(カメラマン/引地信彦)

 

演出家 松尾スズキ さん

1962年12月15日生まれ 福岡出身。作家、演出家、俳優。1988年大人計画を旗揚げ。多数の作品で作・演出・出演を務める。08年映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。
19年には正式部員は自身一人という「東京成人演劇部」を立ち上げ、「命、ギガ長ス」を上演、同作で第71回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。20年よりBunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任。

女優 松たか子 さん

1977年6月10日生まれ 東京出身。93年歌舞伎座『人情噺文七元結』で初舞台。以後、数々の舞台、映画、テレビドラマに出演。
最近の出演、映画『マスカレード・ホテル』『アナと雪の女王』シリーズ 『ラストレター』『峠 最後のサムライ』(2022年公開予定)、TVドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS)『スイッチ』(テレビ朝日)『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ)、舞台『イヌビト〜犬人〜』『いきなり本読み!』など。歌手としての名声も高く、幅広く活躍中。

演出:松尾スズキ 作:藤本有紀
出演:松たか子/神木隆之介/大東駿介/皆川猿時/早見あかり
小松和重/菅原永二/村杉蝉之介/宍戸美和公/少路勇介/川嶋由莉
片岡正二郎/オクイシュージ/ 筒井真理子/坂井真紀/小日向文世

 

COCOON PRODUCTION 2021+大人計画 『パ・ラパパンパン』大阪公演

■2021年 12月4日(土)〜12月12日(日) 森ノ宮ピロティホール
¥11,500(税込・全席指定 未就学児入場不可)
主催:サンライズプロモーション大阪 企画・製作:Bunkamura 大人計画 https://otonakeikaku.net

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キョードーインフォメーション

COCOON PRODUCTION 2021+大人計画 『パ・ラパパンパン』大阪公演
TEL: 0570-200-888 TEL: 0570-200-888 https://kyodo-osaka.co.jp/

受付/11:00~16:00
(日曜・祝日は休業)

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