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佐賀・長崎の関わりをディープに知れば新たな一面が見えてくる。

佐賀・長崎の関わりをディープに知れば新たな一面が見えてくる。

2017年11月23日 PR

激動の時代を支えた知る人ぞ知る「肥前国」

現在の佐賀県と長崎県(壱岐市・対馬市を除く)は、かつて「肥前国」という一つの国だった。両県を巡ると、どちらか一方だけでは知り得なかった関わりに気づく。『日本旅行』の「知るたびニッポン」シリーズは、”この先もずっと残したい“”後世に伝えたい“”世界に広く紹介したい“観光資源をピックアップして、テーマに沿って案内している。
例えば、佐賀と長崎に今なお通じる文化の関連性を紐解いてみてはどうだろう。昨年、「日本磁器のふるさと 肥前」として佐賀と長崎の8市町が日本遺産に認定された。各地でどのような発展を遂げ、私たちの生活に浸透したのだろうか。また、鎖国時代に長崎で陸揚げされた砂糖は、佐賀を経由する長崎街道を通って全国へ運ばれた。そのため街道沿いで盛んに作られるようになった数々の銘菓を訪ねてもおもしろい。
佐賀と長崎の関わりはほかにもある。鎖国時代の長崎港の警備は、佐賀藩が務めていた。幕末から明治の日本近代化は、いち早く西洋文化を採り入れたことにある。その背景を深掘りすると、佐賀藩十代藩主・鍋島直正が家臣・佐野常民を長崎海軍伝習所に派遣したことが近代化の先駆けであると分かる。
彼のマルチな才能と博愛精神、藩籍に関係なく優れた人材を起用するスカウト術は、現代社会のビジネスシーンにおいても見習うべきものがあるはずだ。
今回紹介する「肥前 佐賀・長崎」は夕・朝食付きの宿泊に加えて、絵付け体験などのオプションが一つ付く。旅行といえば遠方に目が行きがちだが、身近な場所にゆかりのある人物や文化のことをもっと知って佐賀・長崎の魅力を再発見してほしい。

Example.01
「シュガーロード」で生まれたスイーツを辿る旅

砂糖などの物資を運ぶ長崎街道は、「シュガーロード」とも呼ばれる。砂糖や菓子作りの技法が入手しやすかったため街道沿いで数々のスイーツが誕生した。そんな歴史をさかのぼりながらスイーツを味わう旅も楽しめる。

Example.02
日本遺産の磁器のふるさとを巡る旅

日本で初めて磁器が焼かれたのは、約400年前の有田。肥前の各産地で切磋琢磨した個性が世界を魅了し、伝統や歴史を継承しながら現在も発展し続ける磁器。そんな歴史を佐賀と長崎で辿るときっと新たな魅力に出会えるはずだ。

Check!!知っていますか?
佐賀の誇る偉人 元祖マルチ人間「佐野常民」

長崎海軍伝習所で学び、後の三重津海軍所開設に尽力し、蒸気船建造にも貢献した。パリ万博で赤十字に感銘を受け、「日本赤十字社」の前身となる「博愛社」を創設。ほかにも日本海軍創設の提言や日本美術の保護団体の創設など、政治・産業・海運・芸術といったあらゆる分野で多彩に活躍し、日本の新しい国づくりの礎を築いた。

佐野常民記念館

世界遺産「三重津海軍所跡」に隣接し、彼の功績や博愛精神が学べる施設。体験型施設もあり、彼の生涯をさまざまな形で学べる。「知るたびニッポン」では、事前予約でガイドを付けることもできる。


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