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SPECIAL INTERVIEW 宝塚歌劇団宙組 真風涼帆 &星風まどか

SPECIAL INTERVIEW 宝塚歌劇団宙組 真風涼帆 &星風まどか

2018年11月29日 PR

宙組トップスターの真風涼帆さんとトップ娘役の星風まどかさん。博多座での公演を控えたお二人に、作品の魅力や見どころ役作りなどについて、いろいろと聞いてみた。

真風涼帆

2人がおすすめする馬車のシーンに注目
-まずは「黒い瞳」についてお伺いします。今回演じられるにあたり、この作品や役柄にどのようなイメージを持たれていますか?真風さん(以下真風) ロシアの雰囲気だったり人間模様などがドラマティックに描かれていて、魅力的な作品だと感じました。また、私のニコライという役が、若くて爽やかで、かつ貴族出身というところから滲み出る育ちの良さを感じる人物なので、そういったところを意識しながら演じていきたいです。星風さん(以下星風) 私が演じるマーシャはニコライを一途に想う女性。その思いをお芝居や踊りで表現できるように、歴代演じてこられた方々から多くを学び、一生懸命努めていきたいと思います。-オススメの見どころもお教えいただけますでしょうか。真風 見どころは色々ありますが、冒頭のダンスシーンから印象的。星風 マーシャが雪の精と共に踊るのですが、謝珠栄(しゃたまえ)先生の振り付けも素敵です。真風 過去の上演でも名場面と言われるのが、ニコライがコサックの首領プガチョフと馬車で語り合うシーン。自分がその有名なシーンを演じさせていただくのはとても光栄です。

星風まどか   撮影:岡本謙介

-ショーの「VIVA! FESTA! inHAKATA」についての見どころを教えてください。真風 このショーは世界各国のお祭りが題材です。プロローグから華やかな演出になっていますし、よりお客様との距離が近づく”客席降り“も注目していただきたいです。比較的、客席に降りる演出が多いショーなので、みなさんと一緒に盛り上がれると思います。星風 リオのカーニバルやYOSAKOIソーランなど、いろんな踊りが楽しめるショーですので、その魅力を九州のお客様にも味わっていただきたいですね。-また、今年は宙組20周年の記念すべき年となりましたが、どんな一年だったでしょうか?真風 記念すべき年にこのような(トップという)立場をさせていただくのも幸せなことだなと思っています。そういった意味でも宙組に対する思いは誰にも負けないという自信もありますので、その思いを糧に、この受け継いだバトンを繋げていけたらなと、気持ちを新たにした一年です。星風 私も同じく、今までみなさんが築き上げてきたものを、私たちが次に伝えていきたいと思います。

洗練された男役真風さんの演技に魅了
-男役として、普段から気をつけていることなどはありますか?真風 女性が思い描く男性像を体現できるのが、宝塚の男役の魅力のひとつかなと考えています。そういった意味では、女性が理想とするところを一つひとつ見つけていったり、舞台観劇の時も男性役の仕草に注視したり、映画俳優さんの演技も参考にしたりと、日々アンテナを張って引き出しを増やしています。常に魅力的な男性像を意識することだったり、美学を持つことが男役をする上で大切になってくるのではないでしょうか。

※写真は全てⒸ宝塚歌劇団(公演内容とは異なります。)

-最後にビズスタの読者にメッセージをお願いします。真風 私は熊本の出身ですので、地元九州で公演をさせていただけることをとても幸せに感じております。博多の皆さん、そして、東京や大阪に日頃足を運べないという方にも観にきていただき、宙組をたくさんの方に知ってもらえればうれしいです。真風 九州のお客様と一緒に盛り上がれるように、また、自分自身も戦力になれるように、しっかりとお稽古を頑張りたいと思います。

 


PROFILE
[ 真風涼帆 ]熊本県菊池郡出身。06年初舞台後、星組に配属。長身を活かしたダイナミックな演技と実力で注目を集め、09年に早くも新人公演を務める。15年、宙組に組替え。18年1月「WEST SIDE STORY」より宙組トップスター就任。
[ 星風まどか ]東京都国分寺市出身。14年初舞台後、宙組に配属。16年「ヴァンパイア・サクセション」で真風涼帆の相手役を務めるなど、数々のヒロイン役を経験。18年「WESTSIDE STORY」で宙組トップ娘役お披露目を果たした。


REPETTOIRE
公演はロマン溢れる名作ミュージカルと心踊る“お祭り”レビューの2本立て
19年2月から始まる宙組の博多座公演は2本立て。ロシアの文豪プーシキンの「大尉の娘」をモチーフにしたミュージカル「黒い瞳」と、世界各地のお祭りをテーマにしたスーパー・レビュー「VIVA! FESTA! in HAKATA」の豪華2作品を上演。「みなさん自由に楽しんでください」とトップスターの真風さんが語るように、タカラヅカデビューの人もこの機会に、博多座へ足を運んでみよう。

 

≪公演演目≫
ミュージカル・プレイ「黒い瞳」 -プーシキン作「大尉の娘」より-
1998年に月組、2011年に雪組で上演。ロシア帝国の圧政に喘ぐコサック民族が起こしたプガチョフの反乱が背景。その動乱に巻き込まれた青年将校ニコライと大尉の娘マーシャとの身分を越えた恋を描いた名作。
スーパーレビュー「VIVA! FESTA! in HAKATA」
リオのカーニバル、中欧・北欧に伝わる行事「ヴァルプルギスの夜」、日本のYOSAKOIソーラン祭りなど、世界各地の祭りをテーマにした演目。17年に宙組で上演されたショーを、博多座バージョンとして新場面を加えて披露。

≪公演情報≫
博多座
[ チケットのご予約・お問い合わせ]092-263-5555
[開催場所]博多座(福岡市博多区下川端町2-1)
[公演期間]2019年2月2日(土)~ 2月25日(月)
[一般前売]2018年12月8日(土)~
[座席料金]A席 8,800円 / 特B席 7,800円 / B席 6,200円 / C席 4,000円
[ HP]https://www.hakataza.co.jp

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