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SPECIAL INTERVIEW 株式会社ギラヴァンツ北九州

SPECIAL INTERVIEW 株式会社ギラヴァンツ北九州

2018年12月20日 PR

代表取締役社長 玉井 行人

ギラヴァンツ北九州の代表に就任して1年を経験した玉井行人社長。サッカー業界未経験の玉井社長が目指すクラブ運営は、北九州の人たちが持つ気質を活かした改革だ。その思いと今後の展望とは。

《J3クラブ変革のため未経験業界から挑戦》

-2018年1月に代表取締役社長に就任されました。まずは、就任の経緯からお聞かせください。
玉井さん( 以下玉井) 私は元々、西日本新聞社の記者でした。最初に赴任した佐世保支局をはじめ、八女や久留米など、九州の地方都市を中心に勤務をし、地域の課題解決に取り組んできました。新聞社の人間として記事を書くだけではなく、いろんな団体と連携し、地域と関わってきたのです。そして、高校卒業以来、37年ぶりに地元北九州に帰ってきて、ここでも、地域密着の取り組みを推し進めてきました。その中で、私の経験や理念をギラヴァンツ北九州にも活かしてほしいという要請を受け、就任を決断したのです。

-社長に就任されて1年が経過しましたが、この1年はどんな年でしたか?
玉井 J3最下位という結果が示す通り、非常に厳しいシーズンでした。今年は、「J2昇格」「ホームゲーム入場者数7000人達成」「地域密着の進化と深化」の三つを目標に掲げてきました。昇格と目標入場者数は実現できませんでしたが、地域密着については、少しずつ浸透させていき、来年も皆さんに応援してもらえる、地域に根ざしたクラブにしていきたいですね。

《北九州のDNAを発揮して地域に愛されるクラブへ》

-特に今年はどのような取り組みに挑戦されましたか?
玉井 サッカーを知らない人にも興味を持ってもらえるように、ホームページに観戦ガイドを新設し、スタジアム内のイベントを開催して、家族でも楽しめる仕掛けを企画しています。選手は街にどんどん出て、地域の方と積極的に触れ合うようになりましたね。あとは、ホームゲームでは、お客様がスタジアムに入る時と帰る時は、お迎えとお見送りをしています。いろんな声を直接いただくのですが、そこにはヒントになるようなことがたくさんあります。私はサッカー業界初心者ですので、クラブを変えるためには、自分が変わる必要があります。聞く耳を持って、真摯に向き合っていかないと向上しませんから。

-玉井社長はこれまで、新聞社時代は、地域の課題解決に奔走されてこられましたが、ギラヴァンツ北九州に対しては、どのような課題を感じ、それをどのように変えていきたいとお考えですか?
玉井 もっと地域を巻き込んで、クラブの特色を打ち出さねばと思っています。そこで大切になってくるのが北九州の人たちの気質です。北九州は石炭や製鉄でできた街だから労働者が多く、みんな一生懸命働き、家族や仲間で力を合わせて生きてきました。ものづくりの中から工夫をして、新しいことを切り開いていくフロンティアスピリットもあります。そういったDNAを市民はどこかで持っているものですし、それを発揮してギラヴァンツ北九州のサッカースタイルを確立したいと思っています。ただ、地域のDNAにきちんと向き合っていかないと、脆弱なものしか作れません。自分たちだけのサッカー哲学を持って、強い気持ちで戦っていかないと、自分がここの経営に携わった意味がないと思います。そして、来年こそはJ2昇格へ向けて頑張って参りますので、応援をよろしくお願いいたします。


PROFILE
[ たまい ゆきと ]1957年7月、北九州市若松区生まれ。1982年3月に早稲田大学を卒業後、1983年に西日本新聞社に入社。編集局社会部、東京支社報道部、大分総局、論説委員( 東京駐在) 、佐世保支局長、久留米総局長などを経て、2012年から北九州本社副代表兼編集長に就任。2013~2017年まで執行役員・北九州本社代表を務めた。2018年1月から現職。

INFO
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