Special Issueビズスタ特集

髙島屋のイージーメイドスーツを支える御幸毛織の技術

髙島屋のイージーメイドスーツを支える御幸毛織の技術

2017年10月26日 PR

秋も深まり、大人としてのビジネスファッションを存分に愉しめる季節が本格到来。この秋冬はビシッと決めたいが、例年通りに頭を悩ませそうなのが、スーツ選びだ。

自分のビジネスファッションなのだから、生地の手触りやデザインの好み、着心地などから感覚で選べばよいのだが、既製品ではなかなか「完璧」とは行かないのが実情。サイズを合わせたはずなのに肩まわりが窮屈だったり、着丈が長かったり、袖が短かったり。身体に合ったスーツを着ているつもりが、実はスーツに身体を合わせているケースは、想像以上に多いのだ。

オーダーメードであれば、そんな悩みも解消されるのだが、なにぶん予算との兼ね合いもある。そこで検討してみたいのが、オーダーと既製服の中間に当たるイージーメードスーツだ。

イージーメードの魅力とは

sub7イージーメードとは、既存の型紙から好みのものを選択し、細部の調整を行う仕立て法のこと。フルオーダーに比べてリーズナブルな価格でありながら、それに近い着心地とシルエットを手に入れることができることは、経験者ならよくご存じの通りだ。

では、どこで誂えればよいのか。東京都心を舞台とするビジネスパーソンとして本気で臨むなら、あの店は外せない。贈答品の購入などで一度は訪れたことがおありだろう…そう、「髙島屋」だ。

4種の新デザインが登場

「タカシマヤ イージーメードスーツ」は、一見するとフルオーダーかと見紛うレベルの品質を誇る。しかも、今年の秋にリニューアルが敢行されたばかりというのだから、何とも良いタイミング。そこで今回は、髙島屋のイージーメードのポイントを簡単にご紹介してみよう。

今回のリニューアルでは、使われる型紙、つまりスーツとしての基本フォルムそのものが一新されている。新しいラインナップは、軽くソフトな仕立てをベースに、スマートかつスタイリッシュな男性らしさを演出できるのが特徴だ。新規で追加されたデザインは、丸みを帯びたエレガントな「ミラノ」と、ウエストポイントをやや下げてナチュラルでやわらかなシルエットにまとめた「ナポリ」の2種類。また、ベーシックでシーンを選ばない「インターナショナル」と、男性的なシルエットを強調した「ブリティッシュ」にもアレンジが施された。

  • 【左】ミラノ 【右】ナポリ
  • 【左】インターナショナル 【右】ブリティッシュ

イージーとは言え、そこは髙島屋品質。ディテールまで細かく調整可能となっている。袖や襟、胸ポケットからタックや身返しステッチ、裏地やボタンまで、経験豊かなフィッターがベストなオーダープランへとエスコートしてくれるので、気軽に試してみたい。

百年企業が支える品質

長年にわたり日本のビジネスシーンを彩ってきた、髙島屋のイージーメード。採寸精度やアレンジのコンサルティング能力もさることながら、その評判を支えてきたのは、一度仕立ててみればすぐに実感できるクオリティ、すなわち生地そのものと縫製の品質によるところが大きい。

こちらも非常に重要なポイントなので、ざっくりと紹介しておこう。髙島屋のイージーメードの生地づくりと縫製は110年余の歴史を誇る「御幸毛織」が担当している。ご存じの方も多いはずだが、同社は明治38年に名古屋で創業した高級紳士服地メーカーで、製織から服地まで自社完全一貫生産を貫く老舗中の老舗だ。

日本の職人ならではの目利きと手技を守りつつ、1990年代半ばには最先端技術の分野でも世界の桧舞台へと躍り出る。特別な飼育方法で育てられた「ウルトラスーパーファインウール」15μmの原料を使用し、当時の世界最細となる123番手の開発に成功したというニュースには、国内はおろか欧米各社も驚愕。その後のスーツづくりを一段階引き上げた。

【原料】絶品のツヤと肌触りが特徴のオーストラリア産高級メリノを厳選。「良い原料があるからこそ良い服地をつくることができる」という御幸毛織の理念は、昔も今も変わらない。

同社の生地は、自社開発品のほか、ウールやモヘヤ、麻、シルクなど原産地各国から直送の天然繊維が厳選されている。「良い服地は良い原料から」という理念のもとに集められた原料で構成される原糸は、実に200種以上にも及ぶという。前述のウルトラスーパーファインウールの原糸を含め、高品位な原料を贅沢に使用しつつ、独自に築いた高度な製織&仕上げ技術を駆使したしなやかな生地。それは、まさしく世界に名だたる「日本品質」そのものといった趣だ。

鈴鹿山系の水と新旧の技術

御幸毛織は、三重県四日市市に自社工場を構えている。服地工場にとって「水は命」だが、同社の特徴である風合い豊かな生地は、鈴鹿山系の上質な水の貢献度が大きいという。たとえば、工場内では天然石鹸が使われているが、その分、洗浄も時間をかけて行わなければならない。安易なオートメーション化を拒み、人の髪を洗うかのような優しさで扱う。これぞ、百年企業の真骨頂だ。

  • 【洗い工程】まるで髪を洗うように、服地を丁寧にトリートメント。天然石鹸を使用するのは非常に珍しいとか。なお、四日市工場で1日に使用される水の量は、何と2,000トンにも及ぶ。
  • 【織機】服地の規格に合わせて、最適な織機を選択。高速織機を使う場合もあれば、低速でゆっくり織ることもあるという。「そこまでやるか」と感嘆するレベルの実直さだ。

生地づくりでは、製品ごとに仕上げの工程を細かく変えるなど、徹底した品質管理が行われている。原料を染めて糸を撚り上げる紡績工程から仕上げの段階まで、丸ごと熟練技術の見本市のようだ。たとえば、製織の工程では、素材や生地設計によって50年選手の低速織機と最新型の革新高速織機を使い分けるなど、新旧の技術が共存している点がユニーク。必要な部分には敢えて非効率な工程を残してでも、仕立て栄えの良さを優先する。この頑固一徹の品質第一主義こそが、「ミユキ」の名を天下に示した上質な風合いを生むのだ。

縫製は、系列企業「ミユキソーイング」の主力縫製工場を担う長崎工場で行われている。こちらも最新の設備が整えられており、マシンメードとハンドワークを併用することで、肌触りと着心地がさらに高められる。一切の妥協を許さず、頑なに品質を追求する職人たちの姿勢には、とにかく頭が下がる思いだ。

原料から1本の糸へ、生地へ、そしてスーツへ。極めて高度なレベルの技術が結晶されている御幸毛織のモノづくりは、髙島屋のイージーメードで存分に味わえる。

sub3【完成した服地】職人たちの妥協なきモノづくりの精神のもと、途方もない数の工程を経て出来上がった服地。これが、髙島屋のイージーメードの出発点となる。

スローファブリックの風合いを色濃く残すやわらかなスーツ。イージーメードでここまでの品質を手にできるのだから、身だしなみに気を配るビジネスパーソンなら試さない手はないはずだ。秋冬ものを新調するにも、ちょうどよいこの季節。日本橋や新宿などの髙島屋各店で扱っているので、ぜひお試しを。

>>Biz Life Style Pick up
髙島屋のイージーメードを支える生地づくりと縫製技術
御幸毛織が生地づくりの「ヴァーチャル工場見学」コンテンツを開設中
視聴はこちらから⇒www.miyukikeori.co.jp/vft/

タカシマヤ イージーメードスーツは、以下の髙島屋各店で
日本橋店  6階  イージーメード
新宿店    5階  イージーメード
玉川店    4階  イージーメード
横浜店    6階  イージーメード
大宮店    5階  イージーメード
柏店        6階  イージーメード
高崎店    4階  イージーメード
リニューアルした新モデルの詳細はこちらから
http://www.takashimaya.co.jp/store/special/easy_made/


御幸毛織株式会社
本社/愛知県名古屋市西区市場木町390 ミユキビル
TEL.052-509-1600 www.miyukikeori.co.jp
 
□掲載商品問い合わせ先/
御幸毛織(株) オーダー営業本部 TEL.03-5623-0880

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