Special Issueビズスタ特集

何でも楽しんじゃえば人生は面白い。

何でも楽しんじゃえば人生は面白い。

2021年5月27日 PR

「世界と比べて個性的な日 本の特徴」をテーマに、知っ ているようで知らない身近な謎を解き明かしていく「所JAPAN」。日本にまつわる食、歴史、科学、地理、文化 などを独自の視点で斬り込む知的バラエティーだ。放送100回を迎えた同番組で MCを務める所ジョージさんにお話を伺った。

―「所JAPAN」というタイ トルですが、所さんが「世界の中の日本」を意識されはじめたのはいつからですか?

若い頃は世界ってすごいと思ってた。でも映像で見てたヨーロッパやアメリカ、スイスとか、現実に行くと感動はするけど1週間や10日いると何でもなくなっちゃう。結局30〜40代ぐらいになると、日本が一番優れているんじゃない?と思うようにな った。

―番組も100回を迎え、音楽活動などでも「ぶれないスタイル」を貫いていらっしゃる所さん。積み重ねる、続ける秘訣とは?

目的が「評価」じゃないから。なんじゃない?テレビの仕事はやり遂げた感がないのよ。金メダルがもらえる訳じゃないし。歌にしても自分が歌にしたいと思ったものを歌っているだけ。世の中に評価されようがされまいが続けてる。番組も 評価されたいわけじゃなく、しがみついて何かをやろうとは思わない。例えば僕が農家なら、見た目もきれいで売れる野菜 を作らなきゃいけない。売れれば結果も出る。けど僕 のやってるのは家庭菜園みたいなもので、うまくできないのもまた人生として面白がっている。だから、続けられるんじゃないかな。

ーこれからの抱負はありますか?

何にもない。なりたいものもないし。毎日のように何か作っているのに、それを成し遂げたいとか、評価を得たい っていうのがない。僕の中にもともと持っている対応能力がどこまであるんだろう?っていう確認だから。でも確認していくうちに、くどいからうまくなっちゃうのよ。そうすると、もしかしたらその道を目指している人よりイケてるんじゃない? って思ったりするんだよね (笑)。

―好きなことをずっと続けているということですか?

好きではないの。本当は楽したいし、寝ていたい。でもやりはじめたら楽しい。初めから「面白いから」「好きだか ら」なんてないよね。入口は 面倒くさいんだけど、やっているうちに「何だこれ、おもしれえな」ってなる。失敗や痛い目にあったりするのも含めて楽しい。

ー所さんの流儀を、読者に伝 えたいのですが。

いろんなこと言ってるけど、何の参考にもならないと思うよ(笑)。ただ一つ言えるのは、つまんないことなんてなくて、自分が楽しむかどうか。面白いと思える人は何 やっても面白いから、面白いものも人も集まってくる。つまんないと思う人は面白いものがないかずっと探して る。でもつまらない人には誰も関わりたくないから、いいものも寄って来ないし、つまらないまま終わっちゃう。まず自分が面白がることからはじめないと面白くならない。何でも笑顔で接してゆけ ば、どんどん面白くなっていくんだと思います。

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