2021年1月28日 PR
股関節症に悩みを持つ人は多く、関節の変形が進むと人工股関節手術の適応となる。これまで、人工股関節全置換手術を行うと、術後は脱臼を防ぐために動作制限が必要になる場合があった。だが、良い位置、良い角度に人工股関節を設置すれば、脱臼の心配はほとんどない。
大阪中央病院の整形外科では、AI(人工知能)とロボット手術を融合させた、“患者満足度の高い”最新の術式を導入している。人工股関節全置換術とは、傷んでいる軟骨を取り除き、骨盤と大腿骨に新しくステムとカップと呼ばれるインプラントを挿入するものだ。
当院でまず行うのは、3次元AIでの手術前プラニング。3次元解析ソフトを用いてステムとカップの可動域をシミュレーション。コンピューター上で動作解析を行い、抜けない位置、抜けない角度を確認し、脱臼のリスクや足の長さがずれないような術前計画を立てる。
この計画を正確に実行するのがロボティックアームによるロボット手術。人間の手では、どうしてもわずかなズレやブレが生じるが、ロボットなら0.5ミリ、0.5度単位のレベルで微調整でき、手術前の計画通りの治療ができる。
さらに、脱臼のリスクを減らすのが、整形外科部長薮野医師による低侵襲前方アプローチ手術だ。筋肉を切らず、筋肉同士の隙間から侵入する。インナーマッスルが温存されるため、早期回復が期待できるうえ、術後脱臼の心配が極めて少なく、動作制限のない自然な股関節になる。習熟には時間と経験を要する術式だが、薮野医師はフランスやスイスの第一人者の教授の元で術式を学び極めた日本でも有数の医師だ。
術後のリハビリにもロボットを導入。長期にわたる機能障害から股間節の筋力が低下している人が多いが、歩行アシストロボットを使用することで、弱った筋力を助け、正しい足の運びをサポート。早期快復が見込まれる。人工関節手術、これからはAIとロボットの時代だ。
大阪中央病院
TEL: 06-4795-5505
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住所:大阪市北区梅田3-3-30
診療受付時間/8:30~11:30 12:30~15:00
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2024年03月29日 発行
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