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世界初、手術からリハビリまで AIとロボットを用いた人工関節センター。

世界初、手術からリハビリまで AIとロボットを用いた人工関節センター。

2021年3月25日 PR

ひざ・股関節、歩けなくなる前に治療を

AI

ひざ・股関節の変形が進み痛みを生じると人工関節手術の適応となる。だが、手術のハードルが高いと感じる人は多く、治療時期が遅れることも少なくない。実は、歩けなくなる前に治療することが非常に重要なのだ。

人工関節手術は、痛みの原因となる関節表面を人工の関節で置き換える治療であり、歩けるようになる魔法ではない。いったん筋肉が衰えてしまうといくら手術をしても回復には長期間を要し、十分な回復が望めない場合もある。歩行に重要な筋肉が衰える前、つまり歩けるうちに治療することで術後早期に十分な歩行機能の回復が期待できる。

痛みをかばうために運動や外出の機会が減り、さらに杖を使うことで、筋肉は急速に衰えてしまう。人生100年時代、健康な足腰は個人に留まらず家族・社会全体の問題でもある。

大阪中央病院の整形外科では、筋肉を傷つけない高難易度の技術に、AI(人工知能)とロボット手術を融合させることで、患者満足度の高い新たな人工関節センターを開設した。

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医務局長 坪田次郎医師(左)と整形外科部長 薮野 亙平医師

回復が早い、人工関節手術の最前線

人工関節の手術では、術前の計画が非常に重要となる。当病院でまず行うのは、3次元AIでの手術前プランニングだ。3次元解析ソフトでCT画像を認識し、人工関節のサイズや位置、骨を切除する量、関節の可動域を立体的にシミュレーション。コンピュータ上で動作解析を行い、違和感のない自然な関節となるような緻密な術前計画を立てる。

この計画を正確に実行するのがロボティックアームを用いたロボット手術。人間の手では、どうしてもわずかなズレやブレが生じるが、ロボットなら0.5ミリ、0.5度単位のレベルで微調整でき、手術前の計画通りの治療ができる。

坪田医師は、「ロボティックアームを使うと硬い骨でもブレなく切除でき、骨の切除面にガタつきがないので人工関節がぴったりとはまる」と話す。人工ひざ関節置換術では、これまでは骨切除のための金属ガイドを関節周囲の骨に孔をあけて固定し健常な骨を傷めていたが、装置の赤外線カメラによってガイド無しで正確に骨を切ることができるという。ひざの靭帯のバランスも数値で確認できるので、術後の違和感も非常に少ない。

また、人工股関節術では、薮野医師による「低侵襲前方アプローチ手術」も大きな特徴だ。筋肉を切らずに隙間から関節まで辿り着くため、インナーマッスルが温存され早期回復が期待でき、術後脱臼の心配も極めて少ない。

動作制限のない自然な股関節を実現できるという。習熟には時間と経験を要する術式だが、薮野医師はフランスやスイスの第一人者の教授の元で学び極めた日本でも有数の医師だ。

10年前より、インプラントの最適な設置状態を再現するために、患者毎に3Dプリンタを用いて関節形状を再現した模型を作り、そこから一人ひとりにあった手術用の器機をオーダーメイドで作製している。

術後のリハビリもロボットがアシスト

大阪中央病院では、術後のリハビリにもロボットを導入。腰の周りに装置を取り付け、脚の振り出しや床を蹴る強さをアシストできる。術前の状態も確認し、歩幅やスピードなどについてビフォーアフターをグラフとして可視化。筋肉を鍛えるのは辛いが、グラフの伸びで手応えを実感できるのでモチベーションも高いという。

ひざ・股関節ともにロボティックアームを使った人工関節全置換術は保険が適用される。関節に痛みのある人は我慢をせずに早めに相談を。

大阪中央病院


TEL: 06-4795-5505 TEL: 06-4795-5505

住所:大阪市北区梅田3-3-30
診療受付時間:8:30~11:30 12:30~15:00 (第2・第4土曜日は午前のみ)
定休日:火曜日・第1・第3水曜日

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