Special Issueビズスタ特集

【京都版】100年後もこの街が誇る家を造れるか。

【京都版】100年後もこの街が誇る家を造れるか。

2018年3月29日 PR

千年の都で考える「百年の家」

文化景観の保全制度を敷くヨーロッパの街と同様に、日本の古都・京都に住まう上では、時に厳しい規制を受けることがある。瓦屋根が義務づけられたり、軒庇(のきびさし)を出さなければならなかったり。だが、それを縛りと取るか、愉しみと取るかで、家づくりは大きく変わる。
下鴨神社のすぐ横にある「ビルド・ワークス」社は、間口が狭い敷地が多く、日当たりや風通しも気になる街で快適に暮らす方法をよく知っている。だが、問題は、それだけでは「いい家」にはなり得ない点だ。近年は建材の性能も上がり、注文住宅も気軽に検討できる環境が整うが、家族が織りなす人生の風景を描けていなければ、50年、100年と住み継ぐ価値のある「いい家」を仕上げるのは難しい。
そこで同社では「営業職」を廃し、施主とのミーティングはすべて設計士が行う体制を敷く。ヒアリングだけでなく、雑談の中でふと漏れる仕事や趣味の話、休日の過ごし方や将来の夢などに直接触れることで、「今」だけでなく「先」を見据えた提案を考えるのだ。定期点検では新築時との変化を尋ね、10年以降も5年おきに様子を聞きながらリフォームに備える。家族の人生を視野に入れるという姿勢は、「1時間半以内に駆けつけられる地域のみ」という施工可能範囲にも色濃く表れている。
千年の都で百年の家を語るからには、単なる飾り言葉では済まない。そこで今回は、同社が自社に課す高いハードルを中心に、家造りの実際を取材した。

設計と施工が 互いを知り尽くして実現する 「100年後も誇れる家」。

住まいは、住む人の暮らしと思いを包み込む「幸せの入れ物」。そんな視点で家づくりに向きあう「ビルド・ワークス」社は、日々「いい家」のあり方を考えている。同社のサイトを見ると、派手な宣伝がない分、人と住まいに対する真摯な姿勢が伝わってくるはずだ。
では、同社が指す「いい家」とは、どんな住まいか。今回の取材では、主に2つの点を強く感じた。簡単に言うと、「ライフシーンそのものを設計し」「すべての利点を明確な根拠とともに説明できる」家だ。

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(ロの字型に配された平屋の住まいに設けられた中庭。屋根の高さを変えて日光の入射角度を調整し、周囲を囲む2階建ての家の存在感を消すという見事な設計が展開されている。まさに「根拠に基づいたデザイン」による「ライフシーンの創造」そのものと言えよう。 )

 設計と密接に関係する施工力

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ともすれば私たちは設計と施工を分けて判断しがちだが、同社の仕事を見ると、互いが互いを知り尽くすとどんなアドバンテージが発生するのかがよく分かる。たとえば、同社は「断熱」「気密」「換気」「日射」「通風」という基本性能の重要性を説くが、すべてがうまく機能すれば床暖房なしでも十分に暖かく暮らせる家が可能になる。だが、そのためには、極めて高度な施工精度が問われることになるのだ。
少数精鋭の同社では、自社で責任を持って施工を行う仕組みを築いているが、「自分の仕事」だからこそ、現場に極めて厳しい目を向ける。断熱性や気密性はマニュアル施工と目視チェックではなく、専門的な計測機器を持ち込んで数値を測定。それどころか、施主に温湿度計を置くよう依頼し、完成・入居後まで設計上の住性能との乖離がないかを調べるというのだから恐れ入る。こうした姿勢はすべてに貫かれており、たとえば採光部ひとつをとっても各時間帯の入射光まで予測するという。この本気の「ライフシーンの設計」力は、特に諸条件が込み入る狭小地や密集地で威力を発揮する。上の写真はその好例だ。

「証明」できてこその優位性

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耐震性については、評価の高いSE構法を採用。過去の大型地震を倒壊ゼロで耐え抜いた強度とワイドな開口部を両立できる構法で、新築時には必ず構造計算を行う。
そのほかの住性能も十分だ。たとえば基礎幅には建築標準を大きく上回る17センチピッチを採用して強度を上乗せ。断熱仕様は、平成11年の次世代省エネルギー基準では「Ⅱ地域」相当、平成25年基準では「2/3」地域相当の性能を標準とする。前者は「安心感」、後者は「快適性」での話だが、このように提示する住性能に対して「明確な根拠」を提示できるのも同社の特徴だ。
現代のビジネスパーソンなら「要エビデンス」文化に慣れておられるはず。買い手側の視点で見れば、一生に一度の決断となる住まいこそ曖昧な部分を残すわけにはいかない。ビルド・ワークスの「京都が100年誇れる家」というスローガンは、街並みに影響する設計やデザイン面のみを指しているわけではない。施工面にも行き渡る数値的・論理的根拠に基づくからこそ自由に感性のパレットを広げることができ、かつ京の街も満足する百年越しの「いい家」を語れるのだ。
同社では、リノベーションにも対応する。一般的な戸建住宅やマンションのほか、店舗物件やテナントビルの用途変更による住居化も可能。打ち合わせは設計士自身が対応し、希望と提案のキャッチボールを繰り返しながら細部を詰められる点も、新築時と同様だ。
あなたが理想とする家をつくるなら、家造りのはじめから、妥協なく一緒に歩んでくれるプロフェッショナルを選んでほしい。京都にはこれだけ心強い専門家がいるのだから、相談しない手はないだろう。

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(まさに現在、建設中の3邸。実物と見紛うこちらは、初回プレゼン時に提示するCG画像だ。初期段階の打ち合わせから陽の入り方や家具のイメージを高い精度で共有しながら家造りを進めていく。CGをそのまま鏡のように仕上げるプロの仕事を公開予定である3邸のオープンハウスで体感したいものだ。)

株式会社ビルド・ワークス
TEL: 075-707-2223 TEL: 075-707-2223 www.buildworks.co.jp/

京都市左京区下鴨西林町28-2

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