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「カテーテルアブレーション治療」で心房細動の根治が可能に

「カテーテルアブレーション治療」で心房細動の根治が可能に

2022年2月17日 PR

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年齢を重ねるに連れて、 体のあちこちに支障をきたしてくるもの。絶えず動き続けている心臓には、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心不全などの病気がある。その中でも不整脈の一種で、「加齢病」と呼ばれる心房細動について、『久留米大学病院』心臓・血管内科部門の福本義弘氏と大江征嗣氏が教えてくれた。
※以下敬称省略

 

心房細動を放置していたら脳梗塞になってしまう場合も

-心房細動とは、 どのような不整脈でしょうか?

福本 不整脈は10種類以上あり、最も多いのが心房細動です。これは心房内に流れる電気信号が乱れ、小刻みに震えて心臓が痙攣するもの。それによってできた血栓が脳へ運ばれることで、脳梗塞を引き起こします。

大江 心房細動の危険因子は、高血圧、糖尿病、心不全、心臓弁膜症など。そのほか、男性、肥満、睡眠時無呼吸症候群、喫煙、多量飲酒の方がなりやすく、遺伝が原因の場合もあります。健康診断で経過観察と判断できていた軽症の不整脈(心房期外収縮)が、いつの間にか自覚症状のないまま心房細動に進行することもあるので注意が必要です。

 

-治療法を教えてください。

大江 まずは生活習慣の見直しが重要です。そのうえで薬物治療と非薬物治療が選択されます。薬物治療には抗不整脈薬を使用し、非薬物治療にはカテーテルで不整脈を取り除く「カテーテルアブレーション治療」を行います。近年はアブレーション機器の進歩が著しく、成功率の向上につながっています。

福本 投薬治療で心房細動が治まる成功率は約50%ですが、生命予後は変わりません。一方、不整脈の根本を取り除く「カテーテルアブレーション治療」の成功率は約80%で、生命予後も良好です。

大江 「カテーテルアブレーション治療」には、高周波で加熱する電極カテーテル、窒素ガスで冷却するクライオバルーン、高周波熱を利用したホットバルーン、内視鏡で可視化したレーザーバルーンの4種類の治療法があります。

 

地域と連携した〝医療のまち〞継続性のある医療を提供

-いつから治療に取り組んでいるのでしょうか?

大江 当院で「カテーテルアブレーション治療」に取り組んで、 約30年が経過します。その間、薬で抑えることしかできなかった不整脈、特に治療が難しいと考えられていた心房細動までも治せる時代になりました。心房細動は自覚症状がない場合もあるので、定期的に健康診断を受けてください。医療機器ではないですが、心電図機能を備えたスマートウオッチ機能を備えたスマートウオッチ健康を守るうえで有意義です。

福本 心房細動そのものが死と直結するわけではありませんが、脳梗塞や心不全を引き起こします。心房細動による脳梗塞は範囲が広く、たとえ死に至らなくても大きな障害が残ると、元の生活にはなかなか戻れません。家族にも介護などの大きな負担がかかってしまうため、家族が離職するケースもあります。「カテーテルアブレーション治療」で不整脈を根治できれば、そういったリスクを軽減できるので、早期発見・早期治療が何よりも大切です。

 

-『久留米大学病院』ならではの特長を教えてください。

福本 「カテーテルアブレーション治療」が受けられるのは、福岡県南エリアでは4か所のみです。患者にとって最も好ましい治療法を提案することが私たちの使命であり、そのための知識や技術を磨き、最新機器も備えています。

大江 これまでに多くのOBを輩出しており、先生方とのネットワークを広げています。 〝医療のまち〞久留米らしく、地域医療機関と連携できているところも誇るべき特長です。 大学病院は垣根が高いように思われがちですが、当院への紹介がスムーズに運ぶように、 病診連携部門と緊密に連絡を取り合っていますので、安心して私たちに治療をお任せください。

1 .高度な画像診断装置を新たに導入

画像センターでは、放射線や磁気を利用した検査を行って いる。心臓カテーテル・血管造影検査などの高度な画像診 断と医療情報を提供するため、最新の診断装置を導入。技術部門の画像センターでは、日進月歩の画像診断や診断装置に対応すべく努力をしている。

2.丁寧かつスムーズなチームワーク

現在、6名で構成された不整脈チームが治療にあたる。そのうち機械を操作できるのは、経験を積んだ3名の熟練医師。画像センターのバックアップ体制も整っているので、不整脈の種類や患部の場所によって適切な治療法を選択できるのが久留米病院の強み。

INTERVIEW:久留米大学病院 福本義弘氏 / 大江征嗣氏
[左]久留米大学医学部内科学講座心臓・血管内科部門准教授 大江征嗣氏
[右]久留米大学病院副院長。久留米大学医学部内科学講座心臓・血管内科部門主任教授 福本義弘氏

 

久留米大学病院
[住所]久留米市旭町67
[電話]0942-35-3311(代表)
[HP]https://www.hosp.kurume-u.ac.jp/

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