Special Issueビズスタ特集

「特別な一体感が楽しみ」。新作舞台に込めた華丸の新たな挑戦を見よ

「特別な一体感が楽しみ」。新作舞台に込めた華丸の新たな挑戦を見よ

2021年5月27日 PR

博多華丸が博多座に帰ってくる。『めんたいぴりり〜博多座版〜』以降、3度の舞台主演を務めた博多華丸が、今度挑むのは、完全新作舞台『羽世保スウィングボーイズ』。九州のとある港湾都市を舞台に、胸が熱くなるような人間模様を表現しながら、和太鼓やタップダンスなど音楽的な要素も取り入れた、新感覚な舞台となっている。そんな、新境地となる舞台に向け、今、華丸が秘める思いとは。

―今回で4度目の博多座となります。華丸さんにとって博多座とはどういう場所ですか?
博多華丸(以下 華丸) 僕自身、博多座ではたくさんチャレンジをさせていただき、得ることがたくさんある場所ですね。あの舞台に立つと自然と若返るような感覚になるから、寿命を伸ばしていただいているみた
いですね。芸能生活の(笑)。

―座長として心がけていることはありますか?
華丸 まずは、セリフを全部覚えて、各シーンの初日には台本を持たずに稽古に挑むことですかね。ただでさえ、自分は役者が本業ではないのに、本業のみなさんよりも良い役をもらっているので、少しでも認めてもらえたらと思ってやっています。それが自分なりのルールですね。

―でも、これまで俳優として多くの経験も積まれています。演じる上でのこだわりはありますか?
華丸 何事も形から入るというところでしょうか。『めんたいぴりり』の時は、かつらじゃなく本当に坊主にしてましたし、『熱血!ブラバン少女。』では、指揮者についてたくさん勉強しました。今回は和太鼓での演奏シーンもありますので、これから頑張って稽古をしていきますが、とりあえず、少しでも見栄えが良くなるように背中を鍛えようかなと思っていますけど(笑)。

― 華丸さんの背中にも注目ですね(笑)!今回はタップダンスのシーンも見どころですが、実際に経験してみていかがですか?
華丸 コロナ禍において、飛沫が生じないパフォーマンスとして、タップダンスは最適な表現方法だと思います。当然、お芝居なのでセリフはたくさん入りますけど、タップダンスと和太鼓が楽しめるということで、新感覚の舞台になりそうです。ただ今は、絶賛練習中で、まだまだお見せできるようなレベルではないんですけど……。

― タップダンスはどのような感じで練習されてますか?
華丸 ダンスの先生とのレッスン以外に、自主トレも日々やっているとこです。『あさイチ(NHK)』の放送前に朝ドラを見ながらとか、信号待ちの時とか、割と人目を憚らずにやってますね(笑)。

― ダンスの上達ぶりが楽しみですね。イチから覚えることも多いかと思いますが、チャレンジすること自体に二の足を踏むことはありませんか?
華丸 もうその時期は通り越しましたね。40代の頃なんかは「どうせ無理なのに」とか「他の人には勝てない」なんてことばかり考えてましたが、今は逆に、なんでも恥ずかしげなくやっちゃってます(笑)。広く浅く、あまりこだわりもありませんからね。今頃になって初めて幕末の勉強をしてますし、そんなことを平気で公に言えるような年齢になりました(笑)。

― そのフットワークの軽さも役者として糧になっているのですね。そんな華丸さんが今回の舞台で楽しみにしていることはありますか?
華丸 和太鼓やタップダンスなどもあって、今回が一番挑戦的な内容になっているので、この舞台ができるということ自体が楽しみですね。また、長期間やっていくと徐々に舞台も成長していって、みんなの呼吸がピタリと合う瞬間があるんですね。演技の部分もそうですし、楽器やダンスもやっていくうちに特別な一体感が生まれてくると思うので、僕らだけじゃなく会場全体でその空気感を体感するのは、今からワクワクしますね。

― 最後に読者にメッセージをお願いします!
華丸50代になって、また博多座に帰ってまいりました。今までとは違ったものをお見せしたいと思いますので、ぜひ劇場でご確認ください!

 

博多華丸[はかたはなまる]
福岡市早良区出身。福岡大学時代に、落語研究会で出会った博多大吉と漫才コンビ「博多華丸・大吉」を結成。俳優としては、テレビドラマや映画、舞台と活動の幅を広げ、2013年に放送された、明太子の老舗「ふくや」をモチーフにしたドラマ『めんたいぴりり』で創業者役を演じて好評を博した。今期の大河ドラマ「青天を衝け」では、西郷隆盛役を演じる。

 

写真:門嶋淳矢

舞台『羽世保スウィングボーイズ』

舞台は、九州のとある港湾都市、羽世保。五代剛(博多華丸)は、羽世保造船に勤める腕利きの溶接技師。造船所の吸収合併や子どもたちとのすれ違いなど、彼の身の回りではさまざまな困難が巻き起こる。そんなある夜、五代はジャズバーで出会った謎の老人と口論になり、造船所を救い出すアイデアを閃き物語が加速する。脇を固める豪華な俳優陣はもちろん、胸に突き刺さる和太鼓やタップダンスの音が劇場をさらに盛り上げる。

笑いあり、涙あり、タップダンスあり!?見どころ満載の新作が博多座に
7月16日(金)から、博多座にて、舞台『羽世保スウィングボーイズ』が公開となる。主役は、今回で4度目の博多座主演となる博多華丸。そして、作・演出を務めるのは気鋭のクリエイターG2。『めんたいぴりり〜博多座版〜』などの名作を共にした二人だ。「G2さんと一緒になるのは3回目ですから、すべてお任せしています」という華丸の信頼も厚く、今回も最強タッグで舞台を作り上げていく。華丸演じる造船所の溶接技師を中心に、働く人たちの情熱や家族愛を表現するヒューマンドラマがベースとなっているが、そこに、ジャズやダンスなどの音楽的な要素が見事に絡み、唯一無二の世界観を生み出している。特にタップダンスは、大きな見どころの一つ。「タップダンスは踊っていて楽しいし、博多座の大きな舞台でみんなと合わせたらすごいことになりそう」と華丸も期待を込めているシーンだ。ジャズバンドや和太鼓の生演奏などもあり、劇場でしか得られないグルーブを体感しよう。


博多座 ≪チケット発売中≫
[チケットのご予約・お問い合わせ]092-263-5555
[開催場所]博多座(福岡市博多区下川端2-1)
[公演期間]2021年7月16日(金)~7月27日(火)
[座席料金]A席 12,000円/特B席 9,000円/B席
7,000円/C席 5,000円
[HP]https://www.hakataza.co.jp/

PAGE TOP

最近見た記事

  • 最近見た記事はありません。