Special Issueビズスタ特集

ぐっさんこと山口智充氏が語る「大人のバイク旅」

ぐっさんこと山口智充氏が語る「大人のバイク旅」

2017年6月29日

タレントとは、「才能」「才能がある人」という意味。ご存じ山口智充さんは、まさにこの呼称に相応しい人物だ。司会者やミュージシャンとしての活動に留まらず俳優や声優などの分野でも大活躍し、しかもそのすべてがプロフェッショナルレベル。そんな彼は、実は大のバイク&旅行好きとか。そこで今回は、仕事で、プライベートで全国各地を股にかける「ぐっさん」に、「オトナの冒険旅」の極意を伺った。

| 旅行がお好きとのことですが、「大人の旅」を意識した経験はありますか?

バイク乗りにとって、大型バイクで遠出することはそれだけで「大人」の証なんですよ。小さい頃は三輪車で、次に補助輪が付いて、補助輪が取れると、少しお兄ちゃんになった気がしましたよね。バイクも同様で、原付からだんだんサイズが大きくなって。「次にどこ行こう」と考えて、遠い所に決めた時に「大人」を実感しましたね。

| 特に印象に残るツーリング先はありますか?

冒険家の風間深志さんがプロデュースしているアドベンチャーツーリング(SSTR=サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)ですかね。2015年から参加しているのですが、日の出から日没までに、太平洋から日本海まで日本列島を横断するんです。

特に想い出深いのは、異常な降水量の中で走ったこと。経験がないほどのどしゃ降りで、「それを味わったら、もう何も恐くない」と思いました(笑)。

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 | バイク旅の魅力は楽しさだけではないんですね。

難関を乗り越えると自信がつきますが、さらに「もうひとつ先」の可能性も見えてきますからね。あの時は、バイクを通して自分の成長を実感することができた気がします。

 | 旅先を選ぶ時のポイントってありますか?

僕は、家から外に出るだけでも「冒険」になり得ると思っているんです。誰に出会うか分からないですし、家の周辺もアマゾンのジャングルでも「歩き方」は同じですよね。要は気持の持ちようで、スペシャルなことは身近にも転がっているんです。だから、毎日が旅だと思えば、どこにいても大冒険。近所の公園もね。


| BS11の番組「大人のバイク時間 MOTORISE」(金曜日よる10時半~)でも、まさにそんな経験をされていますよね。

そうですね。自分が会いたい方々をバイクで訪ねるという番組なのですが、目的地に直行するのではなくて、敢えて回り道したり。美しい景色、美味しい食事を楽しんでいると、思わぬ出会いがあるんです。

ある日、ライダー用のカッパを買いに行ったら、お店で「これで雨を防げるのか」というくらい薄いものを勧められまして。実際に使ってみたら、まったく水を通さなくて感動しました。いやあ、人・物・事、本当に予想もしない出会いが待っているんだなあ、と(笑)。

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 | 今後、チャレンジしたい旅はありますか?

小型バイクで日本列島を「縁取って走る」旅に出たいですね。ぎりぎり海に1番近い道を海に沿って走る。本州から北海道、四国や九州と、心の中に「縁取ったぞ」と残る大人らしい旅をしたいですね。

 | なるほど、面白いですね。でも大変そうかな?

全て終わるまで、何年かかるか分かりませんが、1番良いのは、それを番組企画にしてもらう事ですね。


 

山口さんは、先月、4年ぶりのニューアルバム「その感情で熱くなれ!」をリリースしたばかり。全曲の作詞作曲だけでなく、CDジャケットのデザイン、写真、題字まで、すべて自身が手がけたという超意欲作だ。インタビュー中に登場した「SSTR」に参加した際にできたという「グッド・サン・ライダー」(BS11「大人のバイク時間 MOTORISE」エンディング曲)をはじめ、全12曲収録。大人たちにエールを送るアツいスピリットがそのまま伝わる本紙推薦盤、ぜひご注目を。

その感情で熱くなれ! /山口智充 3,000円(税込) よしもとアール・アンド・シー

山口 智充 さん

1969年生まれ、大阪府出身。“ぐっさん”の愛称で幅広い年齢層から支持を受け、バラエティー番組、ドラマ・ 映画・声優・ナレーション・LIVE など、幅広いジャンルで活躍。音楽活動では「全てが僕の力になる!」でオリコンチャート1位を記録。

リリースする全ての楽曲の作詞、作曲、編曲を手がけ、小学校の校歌も作る等、精力的に活動している。今年5月17日に4枚目となるアルバム『その感情で熱くなれ!』をリリース。

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