Special Issueビズスタ特集

夏来りなば、秋遠からじ。

夏来りなば、秋遠からじ。

2017年7月27日

各方面で楽しみなことが多い年の仙台市民
だからこそ「時の歩みの加速感」には例年以上にご注意を

あと数日で8月。全国放送のニュースなどを見ていると秋にはまだほど遠い印象だが、ここ東北ではひと足先にやってくる。それも、今年は例年以上に、芸術、スポーツ、そして食欲の季節の訪れが早そうな気配だったりするのだから、嬉しいような、困るような。

まず、スポーツの話題から。7月半ばの時点の順位で恐縮だが、プロ野球では、「東北楽天ゴールデンイーグルス」が首位を堅守。パシフィックリーグ混戦模様だけに、一喜一憂するうちにあっという間にシーズン終盤を迎えそうだが、歴史・芸術の分野がお好きなら、それ以上に時間が経つのが早く感じることになるかもしれない。

ご存じの通り、今年は我らが伊達政宗公の生誕450年にあたるアニバーサリーイヤー。県内各地では、戦国大名としての生き様はもちろん、数々の功績を改めて照らし出すイベントなどが多数開催されている。だが、慌ただしい日々を送るほど、開催期間は矢のように飛んでいく。年初に「今年はたっぷりと政宗公を偲ぶぞ」と考えていたのに、すでに1年の後半に入り、しかもはやひと月が過ぎようとしている事実に気付いて愕然とするビジネスパーソンも多いのではないだろうか。

いま、こうしているうちにも、イーグルスは連日激戦を展開し、ミュージアムや青葉城跡、瑞鳳殿など伊達ゆかりの地では官民一体となってさまざまな催しを開催中。見たいものが多い分、うっかりしていると、いつも以上に早く「もう秋も終わりか」と感じることになりかねないのだ。

まだ先のことと高を括っていた仙台七夕祭りも、すでに2週間を切っている。これが終わると、しばしの休息を挟んで、秋の足音。忙しいのは幸いだが、まずは「この夏」を「今」満喫しておきたい。ビジネスパーソンなら、楽しみが多いほど「時は速度を増す」ことを知っているのだから。

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